会計がわかると視点が変わる?柴崎健教授にインタビュー
案内メール
4月13日の体験授業は「会計を武器に経営強化 ~財務会計、管理会計から経営者視点の思考力を高める~」。
担当講師の柴崎健教授は金融機関で資本市場を中心にリサーチを20年以上経験しました。
今回は柴崎教授に会計情報の見方などお聞きしました。
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Q1.会計がわかるようになると
日常の業務を遂行する上でも視点が変わりますか?
財務会計は企業経営、ファイナンスや投資分析に必須の技術です。
料理やスポーツと同じで、そのまま経験しても楽しいのですが、その作り方を知ることによって、匠の技のすばらしさを感じることができます。
統合報告書などを見ることによって、企業がどのような事業を行っているか、企業の現在・過去・未来を考えることができます。
授業では、会計の基礎的な知識を学びながら、企業が企業活動をどのように開示、公表しているかを確認することで、経営の意図を考えることを目指しています。
Q2.会計情報から企業価値を評価する際に
特に注意してみるべきポイントについて教えてください
会計制度の変更が企業活動を変えることがありますので、会計制度の動きを見ることが大切です。
個別企業の分析については、過去の数字が大きく変化したところ、そして同業他社との比較で特徴的な部分を見つけることで、企業のビジネスモデルの特徴や変化を知ることができます。これによって、その企業が今後成長できるか否かのヒントも探ることができるでしょう。
また、棚卸資産、各種引当金、のれんといった項目や売上の計上基準等は企業活動の悪化で使われやすいところですので、大きく金額が動いた場合にはチェックする必要があります。
Q3.先生の授業を通して学生に最も伝えたいことを教えてください
会計数字の意味を考えることの大切さです。
会計は企業の行動を表すための技術ですので、数字は読む人に間違ったメッセージを伝えることがあります。その仕組みを知ることによって、正しく読むことを心掛けていただきたいと思います。
財務諸表の同じ勘定科目でも使い方によって数字が変わることがありますので、その計算方法を取っていることの意図を考えることが必要です。
財務会計も管理会計もコア科目ですので、その後の本格的な学習に少しでも役に立てればと思います。
Q4.最近一番注視しているニュース、もしくは話題を教えてください
AI関連企業のバリュエーションが高くなっていますので、その他の企業の株価や業績動向が気になります。
PBRが1を上回るということは非財務諸表の重要性が財務諸表と比べて高まってくるということです。
財務情報が表象するものを捉えつつ、将来に向けた考え方がより試される時代をどう読むかという視点が重要であると考えています。
また、世界の株式市場を牽引している米国市場、特に不動産市場の行方にも注目しています。
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いかがでしたか?会計がわかるようになりたい!と思った方も多いのではないでしょうか?
体験授業「会計を武器に経営強化 ~財務会計、管理会計から経営者視点の思考力を高める~」
開催日時:4/13(土)14:00-16:00
参加方法:現地/オンライン開催
開催日時:4/13(土)14:00-16:00
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ぜひお申し込みください。
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