MBAについて

MBAはビジネスエリートだけのものではない!その必要性を徹底解説

ひと昔前は、MBA(経営学修士・経営管理修士)といえばエリート街道を目指したひと握りの人たちのみが取得する学位であり、多くの人にとっては、かかる費用に見合わない無用の長物と考えられてきました。しかし終身雇用・年功序列といった日系企業の特徴の多くが崩壊し、ビジネス環境が大きく変わっていくなかで、MBAはビジネスエリートだけでなく多くの人にとってメリットが実感できるようになってきています。なぜ多くの人がMBAの取得を検討すべきなのでしょうか。またMBAを取得することで得られるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

目次

1: そもそもMBA(経営学修士・経営管理修士)とは何なのか?
  1-1: MBA=Master of Business Administration
  1-2: MBAを取得するまでに学べるもの
  1-3: アメリカにおけるMBAの位置づけ

2: なぜ今、MBAが必要なのか?その必要性を考える
  2-1:ビジネス環境が変化している“今”だからこそ求められるMBA
  2-2: MBAを取得することで、あなたが得られる3つのメリット

3: ビジネススクール選びでは“どこで取るか”よりも“どう取るか”が重要
  3-1: MBAを取得するためには海外留学は必須?
  3-2: MBAを日本国内で取得するためには

4: これからMBAが必要になるのはこんな人
  4-1: 未来のビジネスエリート
  4-2: 社会の中でさらなる活躍を目指したい女性
  4-3: 事業継承者にとってのMBA取得
  4-4: 稀少価値を活かせる地方在住者のMBA取得
  4-5いつまでも前線で戦いたい人
 年齢を問わずにMBA取得

5: 実際にMBAを取得するためにかかるコストと時間
  5-1: 海外MBAと国内MBAの比較

6: 最後に MBA取得のためにもっとも大切なこと

そもそもMBAとは何なのか?

MBA=Master of Business Administration

MBAはMaster of Business Administrationの略で、日本語では経営学修士・経営管理修士と呼ばれます。平たくいえば、大学院で経営学を修了した人がMBAホルダーとして名乗れるようになるということです。多くのMBAコースでは企業経営の実務家を育成することが大きな目的のひとつであるため、純粋な研究とは異なり実際の現場で活用できる学びを提供することに重きが置かれてきました。

ほかの修士号同様に、もともとは2年間かけて大学院にフルタイムで通学して学位を取得するのが最もポピュラーなスタイルでした。しかし実務家を対象とした学問であることから、近年ではより多様なニーズに応えるために、1年間の短期コースや仕事を続けながらでも学べるよう夜間や土日に開催されるパートタイムコース、eラーニングを主体としたコース、それらを組み合わせたコースなどいろいろな形式のものが展開されています。

 MBAの授業といえば、特定のケースについてディスカッションを進めるケースメソッドを思い浮かべる方も多いかも知れません。また企業内でマネジメント研修やロジカルシンキング研修などを受けた方であれば、実際に研修の中でケースメソッドを経験したことがあるのではないかと思います。もともとこのケースメソッドは、トップMBAスクールとして名高いハーバードビジネススクールが、経営状況を分析する能力や、特定の状況においてどのように経営判断するかというスキルを身に付けるために開発した手法です。長らくこのケースメソッドはMBAの授業の代名詞のように扱われてきましたが、近年では過去に起こった事例のみを扱うケースメソッドでは、特定の状況下における思考力や判断力は養えるものの、未知の問題に立ち向かうには不十分ではないかという議論がなされています。そのため、ケースメソッドだけでなくほかの方法も組み合わせることでよりスキルアップを目指すといったように、MBAの方法論自体も進化を続けているのです。

MBAを取得するまでに学べるもの

MBAは経営学の修士学位である、とはいっても、大学における経営学部で取り扱うようなアカデミックな内容だけでなく、実務に直結する領域を取り扱うのが特徴です。例えば事業戦略、マネジメント、マーケティング、財務、会計といった大学の経営学でもよく学ばれている内容に加えて、ロジカルシンキングや問題解決といった、MBAを学ぶうえでも実務においても幅広く応用できるスキルも修得することができます。

また、今やグローバルという言葉は毎日のように語られており、グローバルと切り離されたビジネスというのはほとんど無いといっていいでしょう。そのため多くのMBAスクールにおいては、グローバルビジネスに関する科目、特に成長著しいアジアについて学ぶ機会が設けられています。中国で生まれたビジネスがアメリカを席巻し、インド発の企業がヨーロッパの名門企業を買収するなど、アジアのプレゼンスがどんどん大きくなるなかでどのようにビジネスチャンスを見いだしていくか? といった視点は、まさにこれからの時代のリーダーに必須といえます。

これらに加えて、MBAスクールによってはAI(人工知能)やビッグデータ、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、FinTech(FinanceとTechnologyを合わせた造語)といった最新テクノロジーに関する内容も扱います。最新テクノロジーは、一夜にしてビジネス環境を一変させるほどの力を秘めているため、今日ではテクノロジーがどのようにビジネスに影響を与えるかを知らずして経営を語ることはできないといっても過言ではありません。そのため、組織を率いるリーダーとして知るべきテクノロジーの基礎や、ビジネスとの関連といったことも、MBAの科目に含まれることがあります。

アメリカにおけるMBAの位置づけ

MBA発祥の地ともいえるアメリカにおいて、MBAはどのように扱われているのでしょうか。アメリカ合衆国教育省の調べによると、今やMBAコースは最も人気の高い修士の学位といわれています(2011~2012年に卒業した、学士より上の学位取得者の内訳より)。アメリカにいるMBAホルダーの数は1600万人以上にものぼり、アメリカの全人口の約8%に匹敵します。

なぜこれほどまでに、アメリカではMBAが人気なのでしょうか。あるミネソタ大学の教授は「ビジネスに関する学位は、ほかの学位と比較して最も経済的な成功とキャリアの発展が約束されている」と指摘しています。GMAC(Graduate Management Admission Council)の2016年の調査によれば、前年と比べてMBAホルダーをより多く採用する予定とした企業は44%にものぼっており、多くの人がMBA取得後の成功を夢見てコースの受講を目指していると考えられます。アメリカにおいては、MBAホルダーという資格は成功への登竜門といえるかも知れません。

なぜ今、MBAが必要なのか?その必要性を考える

ビジネス環境が変化している“今”だからこそ求められるMBA
アメリカのMBAは100年以上の歴史を持つのに対し、日本でのMBAの歴史はまだまだ浅く、社会的な認知にも大きな差があります。しかし近年では、ビジネス環境が大きく変化するなかで、MBAの価値が高く評価されるようになってきています。では具体的に、どのような変化がMBA取得をあと押ししているのでしょうか。
ビジネス環境が変化している“今”だからこそ求められるMBA

【背景1】:終身雇用・年功序列型社会の崩壊
まずは、終身雇用・年功序列型社会が崩れ始めていることが挙げられます。終身雇用が根付いていた日本の企業においては、長い時間をかけて「その企業内で活躍する人材を育てる」という方針が根強く、MBAという学位の需要がそもそも低いとされてきました。また年功序列型の企業においては、企業に勤める年次によって昇進の大部分が決まるために、従業員にとってもMBA取得のメリットのひとつであるキャリアアップを期待することができません。MBAは、企業にとっても従業員にとってもメリットの少ないものと見なされていました。

しかし人材の流動化が進むなかで、企業は優秀な人材の確保と、採用してからの即戦力化という2つの課題に直面しています。厳しい学びの試練をくぐり抜けてきたMBAホルダーは、採用後も企業内で活躍してくれる可能性が高く、採用担当者がMBAに一定の価値を見出すようになってきました。また企業内での即戦力化という意味でも、MBAコースは実務家にうってつけのカリキュラムを有しており、短期間で質の高いビジネススキルを育成することができます。こうした背景からMBAホルダーの地位が向上し、MBA取得者が増え、さらにメリットを感じる企業が増え……という好循環が生まれるようになりました。

【背景2】:ビジネス環境のグローバル化
企業が戦うフィールドが、大きくグローバルにシフトしていることも見逃せません。これまでは、比較的安定してリスクが見通しやすい国内市場がメインの戦場だったため、一企業内での経験や知識のみでも十分に通用していました。しかしグローバル化が大きく進行するなかで、ビジネスの複雑性や不透明性が格段に高くなり、仕事を通じて得られる経験や知識だけでは太刀打ちできない場面も増えてきています。そのため、MBAのような研究に立脚した実践的知識がビジネスの現場でも求められるようになってきました。

【背景3】:多様性のある働き方や、ダイバーシティの進行
組織の外的要因の複雑性のみならず、最近では組織内の複雑性も徐々に高まりつつあります。これまでは一定層以上の従業員といえば、男性・大卒・正社員がそのほとんどを占めていました。しかし多様性のある働き方を推進する声が年々大きくなり、あうんの呼吸で動いていた組織が、徐々に個々人の働き方を尊重する方向にシフトしつつあります。また女性のより一層の活躍が叫ばれるようになったり、最近では外国人採用が一般的になったりと、企業内におけるダイバーシティは高まり続けています。 このように組織が大きく変容しているなかで、多くのマネージャーたちは従来のマネジメントスタイルを刷新する必要性に迫られており、MBAコースのような体系的なマネジメント論と時代の動向に合わせたマネジメントの考え方が学べる場の価値が高まっているのです。

MBAを取得することで、あなたが得られる3つのメリット

上記のように、変わり続けるビジネス環境に対応できるスキルが得られるのはもちろんのこと、MBAではそのほかにもさまざまなメリットを得ることができます。ここではそのうちの3つのメリットをご紹介します。

【キャリアパス】
最も分かりやすいメリットとして、キャリアパスが挙げられます。アメリカのように、MBAを取得することで高い給与とポジションが約束される、といった状況にはまだ遠いかもしれませんが、上述の通りMBAホルダーへの需要が増していくなかでは、転職や昇進に有利なことは間違いありません。 また近年ではアントレプレナーシップ(起業家精神)を育成する講座を持ったMBAコースや、ビジネス構造・事業構想を作り上げるという課題を扱う授業も増えつつあるため、起業を考えている人にとってもうってつけでしょう。

【プロフェッショナルなネットワーク】
MBAコースにはさまざまな業界・職種からプロフェッショナルたちが集まり、MBA取得という共通の目的に向かって切磋琢磨するため、質の高いネットワークを構築することができます。MBA取得はそれなりの費用と努力が求められるために、MBAコースに通っている人たちは強い目的意識と学ぶ意欲を持った人たちばかり。そんな人たちと議論するなかで得られる深い関係性は、MBAコース修了後にも続く大きな財産となるはずです。

【経営力と人間力の醸成】
MBAコースでは実践的な経営学を学ぶため、事業戦略やマーケティングといった経営力に関わるスキルを習得することができます。実際に企業経営の中枢を担う人にとってはもちろんのこと、次世代リーダーにとっても、ひとつ上の視点で仕事に取り組む土台を得ることができます。またMBAコースでは経営力に加えて、人間的魅力や人としての「徳」など、「人間力」を磨く場としても最適です。企業を経営することは人間の営みであり、経営力だけでは成り立ちません。SBI大学院大学では“人間学”と“時務学”の双方を学ぶ機会を提供し、物事の本質を見抜く力、時代を予見する先見性や大局的な思考、そしてぶれない判断軸を育成することを目指しています。

ビジネススクール選びでは“どこで取るか”よりも“どう取るか”が重要

ビジネススクール選びでは“どこで取るか”よりも“どう取るか”が重要
近年では日本国内でも多くのMBAスクールが開講しており、MBAを取るなら海外留学が必須、というわけではなくなってきました。むしろさまざまな選択肢のなかから個々のニーズに合った選択ができるようになったのは、MBAを考えている人にとって朗報でしょう。これまでMBA取得を考える際には、「どの」ビジネススクールで取るか、といった議論ばかりがなされてきました。しかし選択肢が広がり続ける中で、MBAを「どう」取得するかという観点がより重要になってきているのではないでしょうか。 まず海外でMBAを取得することのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
MBAを取得するためには海外留学は必須?

まず海外でMBAを取得することのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

【メリット】
海外でMBAコースを受講する場合は、英語ないしは現地語で授業を受けることになりますので、語学力が大きく向上することが第一に挙げられます。次に学校によっては世界中から学生が集まっているため、国内MBAよりも幅広く多様なネットワークを築くことが可能です。また海外での就職を目指している方にとっては、MBAを取得することでより魅力的な仕事につける可能性が一段と高くなります。アメリカやヨーロッパではもちろんのこと、近年ではアジア諸国においてもMBAの価値が高まってきており、例えばシンガポールで仕事をしたい場合はシンガポール国内のMBAコースを検討するのもよいでしょう。

【デメリット】
海外でMBAを取得することのデメリットとして真っ先に挙げられるのが、多額の費用です。どのビジネススクールに通うのか、どの地域に住んでどれくらいの生活レベルを求めるかにもよりますが、アメリカ・ヨーロッパのビジネススクールに通う場合は目安として700~1000万円かかるといわれています。卒業後の輝かしい日々が約束されていれば価値を見出すこともできますが、国によっては外国人就労者へのビザ発給要件が厳しくなりつつあり、当該国では卒業後にそのまま就職することが難しくなってきています。アメリカのMBAスクールを出ていても、日本では大きな昇給は望みづらい環境であるため、結果として高い授業料分のメリットを見いだせないかも知れません。
また海外のMBAコースでは、企業派遣や特別に休職などが認められない限りは、一度仕事を辞めてから通うことになります。卒業後のキャリアのジャンプアップが期待できるとはいえ、今のキャリアを継続できないというのは、やはりデメリットに感じる人が多いのではないでしょうか。

MBAを日本国内で取得するためには

近年では国内でも多くのMBAコースが開講されており、MBA取得を検討している方にとって有力な選択肢になっています。MBAコース開講の背景には、2003年の専門職大学院制度が創設されたことが大きな要因といわれています。専門職大学院は、社会的・国際的に活躍できる人材を育成するための教育課程とされており、理論と実務の架け橋となる教育を提供することがうたわれています。この制度の下に多くのMBAコースが国内で展開されるようになりました。

国内のMBAコースのメリットとして挙げられるのが、受講することへのハードルの低さです。仕事を辞めるか休職しなければ事実上通えない海外のMBAコースと違い、国内のMBAコースであれば仕事を続けながらでも通えるコースが多く展開されています。また通学による受講というコースのほかにも、オンライン上で時間と場所を選ばず受講できるeラーニングで展開されるコースや、通学型とオンライン型の良いとこ取りをした混合型といったコースが生まれるなど、選択肢は広がり続けています。またMBAコースで学ぶ内容についても、グローバルに通用する理論やケースを学べるのはもちろんのこと、日本におけるビジネスにどのように適用するのかといった議論や、日系企業の文脈に当てはめるためにはどのように考えればいいかといった、日本で活躍していくためには欠かせない観点もふんだんに盛り込まれています。そのため、グローバルな活躍を目指しつつも軸足は日本に置いておきたいと考えている場合には、やはり国内のMBAコースが第一候補となるでしょう。

これからMBAが必要になるのはこんな人

これからMBAが必要になるのはこんな人
冒頭でも記述した通り、ひと昔前はMBAといえば限られたビジネスエリートのみが取得するものでしたが、近年のビジネス環境の変化に伴い、多くの人にとってMBAの価値が高まってきました。では具体的に、どのような人がMBAの取得を検討すべきなのでしょうか。
組織内でのキャリアアップを図りたいビジネスパーソン

まずMBAコースを検討すべき人として挙げたいのが、今いる組織の中でさらなるキャリアアップを図っていきたいビジネスパーソンです。MBAコースで提供される授業は、実務において役立つことを念頭に設計されていますので、授業を受けた次の日にでも適用できるほどの実践的な学びを得ることができます。 組織の中で役立つMBAの学びと言えば、ロジカルシンキングや戦略思考などのスキルを思い浮かべる方が多いかも知れません。これらはもちろん重要ですが、本学で扱う「人間力」は、組織の中での活躍を目指す人にとっても欠かすことのできない要素です。

より活躍の場を広げたい女性

政府主導の働きかけにより、女性が社会のなかで活躍しやすい土壌が整い始めています。このチャンスを自分のものにするためには、MBA取得によってキャリアに弾みをつけることが選択肢のひとつとして有効でしょう。MBAコースを受講する女性のなかには、仕事を続けながらパートナーと子育てを行い、かつ忙しいMBAの授業にも精を出している方が多くいます。

事業継承者にとってのMBA取得

これからオーナー企業の経営を引き継ぐ人たちにとっても、MBAの取得は非常に大きな意味合いを持ちます。オーナーの経営手腕を間近に見てきたとしても、そこに理論的なバックグラウンドがあるのとないのとでは、吸収の度合いが大きく異なるでしょう。またMBAコースによっては事業計画を作り上げる授業なども設けられているため、実際に事業を継承する前のシミュレーションとして役立てることができます。

希少価値を活かせる地方在住者のMBA取得

オンラインMBAが普及するまでは、MBAホルダーは海外で取得した人を除くと、首都圏に住んでいて国内MBAコースに通学できる人がほとんどだったと考えられます。しかしオンラインでのMBAコースが普及した今となっては、地方在住者でもMBAコースを手軽に受けられるようになりました。地方都市では都市部に比べるとMBAホルダーの取得率が低いと考えられるため、MBAを取得することで希少価値を発揮することができるかも知れません。 また地方には人口の減少や進む少子高齢化、都市の消滅といった、現代の日本を代表する問題が山積しています。世界中の国が取り組んでいる問題の最先端に立ち向かうためには、さまざまな知見が得られるMBAは大きな武器になるでしょう。(ショートコンテンツにリンク)

いつまでも前線で戦いたい人のために 年齢を問わずにMBA取得

人間の平均寿命は飛躍的に延びており、今や100年生きる前提で人生を組み立てる必要があります。そんななかで長い間ビジネスの最前線に立ち、活躍し続けるためには、職業人生のなかで磨き続けてきたスキルをバージョンアップし続け、常に最新の状態に保っておくことが重要です。MBA取得というと、将来のビジネスリーダー向けといったメッセージばかりが強調されますが、長いキャリア人生を歩んで確固たる地位を築いてきた人たちが今一度ジャンプアップするためにも重宝されるはずです。

実際にMBAを取得するためにかかるコストと時間

これまでMBAを取得することの意義やメリットについて、ご紹介してきました。そしてやはり気になるのは、実際に取得するためにいくらかかり、どれくらいの期間必要なのかということです。ここではMBA取得にかかるコストと時間について見ていきたいと思います。

海外MBAと国内MBAの比較

海外MBA取得にかかるコストは、先にも触れた通りどこの国で住むのか、どれくらいの生活レベルを求めるのかにもよりますが、一般的に700~1000万円が目安とされています。また期間について、多くのアメリカのビジネススクールは2年間通学する必要があるのに対し、ヨーロッパのビジネススクールは1年間で修了するものが一般的のようです。

 一方国内MBA取得については、おおむね300万円~500万円が相場となります。期間について、標準的な取得期間を2年間と定めながらも、仕事などの都合に合わせて3年かけて取得する、といったフレキシビリティーを持たせていることもあります。ただし、この際に授業料が追加でかかる場合と、特定の年数を対象とした割引などが設定されていることもありますので、自分の履修スケジュールに合わせて選択する必要があります。

また特定の国内MBAスクールにおいては、教育訓練給付金の支給がなされる場合があります。教育訓練給付金とは、厚生労働省が中長期的なキャリア育成を支援するために設けている仕組みで、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座に対して支払われます。ビジネススクールを選ぶ際には必ずチェックしたいポイントのひとつです。

最後に MBA取得のために最も大切なこと

SBI大学院大学は、これまでたくさんの修了生を輩出してきました。修了生の方々に、SBI大学院大学での学びについてお聞きすると、多くの人が「想像よりもずっと大変だった」と語ります。

MBA取得を考えている人のなかには、MBAホルダーたちのその後の輝かしいキャリアのみを見て、MBAを取得すれば成功が待っていると考えている方もいるかも知れません。しかし修了生の方々は、忙しい仕事をやりくりして時間を産み出し、大変な労力をつぎ込んで授業と課題に取り組んでおり、その結果として素晴らしいキャリアの構築に成功しているのです。MBAを取得し、その後のキャリアで成功を納めるために必要なのは、自身の目標に向けて不断の努力ができる強い意思力ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか? MBAの魅力や特徴、取得の方法について余すことなくお伝えしてきたつもりですが、MBAの取得はキャリアの行く末に大きく関わる問題ですので、少しでも興味が湧いた場合はぜひセミナーや説明会に足を運んで、自分の目で見極めていただければと思います。

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