組織は論理だけでは動かせません。
人はときに論理より感情で動く生き物だからです。
そこで注目されるのが「人間力」。
人間力は組織を運営する人にとって欠かせない力ですが、概念が漠然としていることもありつい後回しにされがちです。
この記事では「人間力を高めたい!」とお考えのあなたに向けて、人間力の高め方をご紹介します。
とお悩みの方はぜひ本記事をお読みください。
人間力に確立された定義はありません。
ここでは内閣府の「人間力戦略研究会報告書」(2003)を参考にします。
「人間力戦略研究会報告書」によれば、人間力は「社会を構成し運営するとともに,自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」です。
「知的能力的要素」「社会・対人関係力的要素」「自己制御的要素」の3つから構成されています。
高める方法がわかりにくいのは「社会・対人関係力的要素」「自己制御要素」かと思いますので、ここに焦点を絞って考えていきます。
結論から言いますと、人間力は「経験」「書物」「人」を通して高めることができます。
順番に見ていきましょう。
あまりピンと来ないかもしれませんが、じつは人間力はMBA大学院でも学ぶことができます。
ただし、どこの大学院でもできるわけではありません。
本学SBI大学院大学では、経営者の人間的魅力こそが事業を成功させる上で最も大切な要素と考え、人間学の教育に力を入れています。
具体的には「三国志」「韓非子」「史記」「貞観政要」などの中国古典をもとに、リーダーとはどうあるべきかを考える科目とそれを指導できる専門教員を揃えています。
事業は決して一人ではできません。
多くの人の共感を得て、同じベクトルを持って力を合わせて進んでいく「志念の共有化」がないと成功しないのです。
それゆえに経営者やリーダーシップが求められる組織人の育成において、人間学を重要視しています。
SBI大学院大学の教員一覧
最後に大学院で人間学を学ぶメリットについてお伝えします。
メリットは2つあります。
本記事では人間力の高め方について3つの方法を解説しました。