リカレント教育のメリットとデメリット
案内メール
リカレント教育とは、
義務教育後も就労と教育のサイクルを
繰り返す教育制度のことです。
今回はそんなリカレント教育の
メリットとデメリットについてお話しします。
■欧米と日本で違うリカレント教育の考え方
じつは欧米と日本では
リカレント教育の考え方が違います。
欧米では就労も教育も「フルタイム」が基本。
つまり教育を受けている期間は
完全に仕事から離れています。
日本では、いったんキャリアが途切れると
復帰がむずかしくなるため、
こんな学び方はできません。
したがって働きながら学ぶ形が一般的です。
■リカレント教育のメリット
働きながら勉強するなんて大変すぎると
思われるかもしれませんが、
ちゃんとメリットがあります。
まずは年収がアップすること。
平成30年度年次経済財政報告によると、
自己啓発・学び直しを行った場合、
年収は2年後には10万円、
3年後には16万円ほどアップしました。
また転職の機会創出にも有効です。
とくにこれからは
ジョブ型の雇用が増えると見られており、
求められるスキルや知識を持った
人材の価値は上がっていくでしょう。
■リカレント教育のデメリット
欧米式で考えると、
リカレント教育によってキャリアは分断されます。
これが最大のデメリットですが
日本では現実的ではないので、
その点心配いりません。
そのかわり「リソース」が問題になります。
現在の仕事を続けつつ、はたして学べるのか?
これまでの生活を維持しつつ、
時間、資金、体力をどう振り分けるのかが
悩みどころです。
■働きながら学べるか?
ただでさえ忙しいのに、
新しいことを学ぶなんて無理!
と思いますよね。
一方で学びと仕事と生活のバランスを
うまくとってスキルアップしていく人が
いるのも事実です。
この問題をクリアするカギは、
「時間の棚卸」「期間限定」「集団」。
まずは現在の時間を棚卸しして、
使える時間がどこにどのくらいあるのか考えます。
その上で期間を区切って実行する。
年単位だったとしても、終わりが見えていれば
計画も立てやすくなりますし、
なによりがんばれます。
その際、一緒にがんばれる人がいると
なおいいですね。
目的を同じくする人たちの
グループに入れたら最高です。
挫折する確率をぐっと少なくできます。
■まとめ
人生100年時代と言われている現在、
60歳でリタイヤはまずありません。
働くために学ぶことが必須であるなら、
「時間の棚卸」「期間限定」「集団」の視点で、
あなたに合った学び方を探してみてください。
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