AIに仕事を奪われるは本当か?

案内メール
スマートスピーカー

人工知能(AI)はすでに
私たちの生活に自然な形で入り込んでいます。

いっぽうで
「AIに仕事を奪われる未来が来るのでは?」
という声があるのも事実です。

そこで今回は
「AIに仕事を奪われると本当に困るか?」
について考えてみます。


■すでに身近なAI


AIはすでにかなり身近なところで
使われています。

「Hey, Siri」や「OK, Google」で起動する
スマートフォンの音声アシスタントは
その一例です。
話しかけるだけで検索などの操作を
代わりにやってくれます。

家事においてもAIが活躍し始めています。

お掃除ロボット「ルンバ」は
ゴミやホコリを感知できるだけでなく、
部屋の大きさや障害物の位置などの
情報収集までしています。

これもAIの力です。

まだあまり見かけませんが、
Amazon Goのような無人決済方式の店舗は
今後増えていくでしょう。

このタイプの店舗は、
天井に設置された特殊なカメラで
来店客の行動を把握。
どの棚から何をいくつ取ったのか数えており、
自動で決済が完了します。


■無人店舗だと雇用がなくて困る?


無人店舗の例は
「AIに仕事を奪われる未来」
を容易に想像させます。
店員さんがゼロなのですから。

しかしここで
考えなければなりません。

「レジ打ち」は本当に
人がやらねばならない仕事なのでしょうか?


今までは任せることができなかったから
人がやっていただけで、
AIができるならやってもらえば
いいのではないしょうか。

むかし水汲みという仕事があったのは、
家に水を運ぶことができるのが
人だけだったからです。

かわりに水道がやってくれるようになったから、
人はやらなくてよくなりました。

この例と照らし合わせると、
AIが人の代わりに仕事をするのは
そんなに不自然なことでも
危機感を覚えることでもないと思えます。


■レジ打ちなんてやってる場合じゃない未来


もうひとつ忘れてならないのは、
おそらくレジ打ちに人を充てている
場合ではない未来が来るだろうということです。


2020年に1億2千万人だった日本の人口は、
2050年には9千万人を割り込むと
推計されています。

社会の高齢化が進み
労働人口が減った未来では、
学生アルバイトやパートの奥さんに
レジ打ちよりもやってほしい仕事が
発生していることでしょう。

足りない労働力を
補ってくれるのがAIと考えれば、
AIが賢くなっていくのは
歓迎できる変化です。


■知らないものは怖いと感じる


AIの発達に対して危機感を感じるとしたら、
AIのことをよく知らないからかもしれません。

知らないために余計な想像をして、
無用に怖がってしまうのはよくあることです。

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本学の講義を受けてみたい人はぜひご参加ください。


オープンキャンパス
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開催日時:4/9(土)10:00-12:00
参加方法:オンライン開催


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