コロナでキャリア観は変わったか?

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夕焼け

「ここ数年でキャリア観が変わった」
コロナによる社会情勢の変化で
そんな人が少なくないようです。

今回はコロナによる
キャリア観の変化について考えてみます。


■自分のキャリアに関心がなくなった?


「英保険最大手アヴィヴァの調査によると、
会社員の47%が、新型ウイルスのパンデミックの影響で
自分のキャリアを重視しなくなった」

という記事がありました。

キャリア形成なんてどうでもよくなったというのではなく、
「組織内でより上のポジションに行くこと」
への関心が薄れたという意味かと思います。


■キャリア形成の多様化が始まった



転職サイト「ビズリーチ」がビズリーチ会員を対象に行った
キャリア観に関するアンケートによると、

80%以上が「勤め先の働き方に変化があった」、
およそ66%が「キャリア観に変化があった」
と答えています。

またキャリア観の変化にもっとも影響したのは
「働き方の変化」でした。

さらに98.5%が
「主体的なキャリア形成が重要」と答えました。

働き方が多様になったことで
キャリアの選択肢も増えたという認識が
広がった
と推測できます。

キャリア形成の考え方が従来よりも柔軟になったとすれば、
キャリアへの関心はより高まっていると言えるでしょう。

※ビズリーチ会員(平均年収740万円、平均年齢40歳2021年1月末時点)


■次のキャリアステージに続くきっかけ



あなたを次のキャリアへつなぐきっかけは、
「人」「情報」「環境」の3つです。

まずは人との接触を増やすこと

社外で人に会う機会を作るようにします。
ストレートに転職活動したり、
エージェントや企業の関係者の話を
聞いたりするのもいいでしょう。

もうひとつは情報との接触を増やすこと
スキルアップのための勉強や
コミュニティへの参加がこれです。

最後は環境を変えること

場所が変わって新たなチャンスに気づく
きっかけになるケースもあります。
リモートワークが広がったことで
場所を変えて働くことは実現しやすくなっています。

どれかを選ぶのではなく、
目標に応じて3つをうまく活用するイメージです。


■働き方を探してみよう



ひとりなら目的地へ早く行くことができる。
だれかと一緒なら遠くへ行くことができる。


この言葉はキャリア形成にも当てはまります。

人、情報、環境のどれを使うにせよ、
なんでも一人でやろうとすると、
膨大なエネルギーが必要です。

同じほうへ行こうとしている人や
すでに行ったことがある人がいたら、
ずっと楽に新しい領域に踏み込んでいけるでしょう。

コロナは依然として懸念材料ではありますが、
それでも現代はおそらく
史上最も多様なキャリアが歩みやすい世の中です。

この風に乗って、あなたに合った仕事や働き方を
探してみてはいかがでしょう。

公開収録
「世界経済と政策対応」
開催日時:3/24(木)18:30-20:30
参加方法:泉ガーデンタワー20F セミナールーム/ライブ配信
※現地参加は新型コロナウイルス感染防止のため10名程度に限定させていただきます。
※状況によっては、開催を中止させていただく場合があります。あらかじめご了承ください

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