プロラグビー選手がMBAを取る理由
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この秋、本学に現役のプロアスリートの方が入学されました。
日野レッドドルフィンズ所属のラグビー選手 片岡将さんです。
すでに引退した選手が人体や運動を研究するために
大学院に入学するのはときどきありますが、
現役のスポーツ選手がビジネスを学ぶために進学するのは
まだめずらしいケースかと思います。
片岡さんが進学を決意した背景には何があったのでしょうか。
今回は、本学に入学されたプロラグビー選手 片岡将さんの
インタビューからエッセンスを抜き出してお伝えします。
>>片岡さんのインタビュー記事はこちら
■プロラグビー選手 片岡将さんのプロフィール
1987年生まれ。香川県高松市出身。
現在は日野レッドドルフィンズ所属のプロラグビー選手です。
ポジションはCTB(センター)。
その名の通りグラウンドの中央に位置し、
タックル、速さ、突破力が求められるポジションです。
チームでは「ハイパフォーマンスリーダー」という役職に就き、
チームや個人のパフォーマンスが最大化出来るよう中心になって取り組んでいます。
■片岡さんがMBA取得を考えた理由
片岡さんがMBA取得を考えた理由は2つありました。
一つはセカンドキャリアを強く意識していたこと。
プロスポーツ選手である以上、遠くない未来に現役生活は終わります。
それが数年後なのか明日なのかはわかりません。
だからこそ、セカンドキャリアやデュアルキャリアに向けて
準備がしたいと考えていたそうです。
もう一つの理由が「コロナ禍」でした。
コロナ禍によって、自身の現役生活だけでなく
チーム自体の解散も起こりうる現実として考えねばならなくなりました。
この2つが片岡さんのMBA取得を強く後押ししたようです。
■それにしても、なぜMBA?
セカンドキャリアを考えるのであればMBAでなくてもよかったはずですが、
片岡さんはもともと中国古典に親しみがありました。
コロナ禍でチームの活動が止まり、空いた時間で本をたくさん読んだ中で、
倫理的価値観や人間力を涵養するための徳育を重視する本学にたどり着いたようです。
中国古典を普段から読む人はそうそういませんので、大変めずらしいケースだと思います(笑)
■自分はラッキーだと思う
これはインタビュー記事には書いていないのですが、
片岡さんはご自分を「ラッキー」とおっしゃっていました。
キャリアに悩む人が多い中で、自分のような中間層のプレーヤが
キャリアについて発信すると社会人や学生の方々に強く響いて反響が返ってくる。
これは代表クラスの選手にはできないことだと。
自分の置かれた状況を分析し、できることをよく考えている方と思ったエピソードです。
■セカンドキャリアについて悩んでいる人へ
インタビューでは、
「本学を選んだ決め手」「入学してみた印象」「MBA取得後の目標」
などについても熱く語っていただいています。
スポーツ選手に限らず、セカンドキャリアについて悩みを抱える人は少なくないでしょう。
どんなことを考えて行動すればいいか迷っている方の参考になる内容です。
片岡さんのインタビュー記事、ぜひご覧になってみてください。
>>片岡さんのインタビュー記事はこちら