コーポレート・ガバナンスとは?意味と目的を2分で解説
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11/14(土) のオープンキャンパス体験授業は「コーポレート・ガバナンス」。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
じつは会社に関わりのある人すべてに関係のある概念です。
今回は「コーポレート・ガバナンスって何?」
という方のために、2分程度でコーポレート・ガバナンスの概要を解説します。
■「コーポレート・ガバナンス」の意味は?
コーポレート・ガバナンスは「企業統治」と訳されることが多いですが、
これだけではピンと来ないかもしれません。
言い換えると「企業をどうコントロールするか」。
いかに不正を防ぎ、効率的に事業を運営するかということです。
そのための仕組みを「コーポレート・ガバナンス」といいます。
■何のためにある?
コーポレート・ガバナンスの目的は2つあります。
1.不祥事を防ぐため
適切な方法による企業運営とそれを監視する仕組みによって不祥事を防ぎます。
2.企業価値および株主の利益を増やすため
企業運営が健全に行われれば、社会的評価が高まり企業価値も上昇。
結果として株主の利益も増えます。
■どうやって実施する?
ガバナンス強化の手段は多様です。ここでは日本取締役協会が毎年選出している
「コーポレート・ガバナンス・オブ・ザ・イヤー」
を2018年に受賞したヤマハ株式会社の例をご紹介します。
- 経営における監督と執行を一層明確に分離した
- 透明性・客観性のより高い監督機能を発揮するため、取締役会の8人中6人を他業界のさまざまな経歴や専門性を持つ独立社外取締役とした
- 取締役会から執行役へ大幅に権限委譲を行い、執行の一層のスピードアップを図った など
まとめると「監督機能の強化」と「執行のスピードアップ」が二本柱になっており、
持続的な企業価値の向上を目指しているという内容です。
詳細が知りたい方は、以下のページをご覧ください。
https://www.yamaha.com/ja/ir/governance/
■コーポレート・ガバナンスはすべての企業がもつべき?
上場企業は「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」を
東京証券取引所に報告する必要があります。
したがってコーポレート・ガバナンス体制は必須です。
一方で非上場の中小企業ならなくても構いませんが、
ガバナンスを持つことで2つのメリットが生まれます。
ひとつは健全な会社運営を行っているという社会的な信頼を得られること。
もうひとつは信頼に足る企業となることで、金融機関からの融資が受けやすくなることです。
企業に対する社会の目は厳しくなっており、
より健全な企業運営が求められているのは上場企業と変わりません。
■まとめ
以上、コーポレート・ガバナンスの概要をご説明しました。
コーポレート・ガバナンスがどんなものか、
どんな意味があるのかがイメージできたのではないかと思います。
経営に関わる人のみならず、顧客にも株主にも関わりの深い仕組みですね。
興味を持たれた方は次回11/14(土)のオープンキャンパスにぜひご参加ください。
本学のMBAコースで「コーポレート・ガバナンス」を担当する
上田亮子准教授が1日限りの体験授業を行います。
11/14(土)10:00-12:00
オープンキャンパス 体験授業「コーポレート・ガバナンス」
申込受付中!
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