起業家精神は会社員に必要ない?

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起業家精神はアントレプレナーシップ(Entrepreneurship)を日本語に訳した言葉です。

起業なんかする予定ないし、会社員である自分には関係ない
と思っている方が多いかもしれませんが、じつはそうとも言い切れません。

言葉の意味を深堀すると、会社員の働き方を変えうる考え方とわかるからです。

今回は起業家精神が会社員とどう関係しているかについて解説します。


■企業家? 起業家?


「起業家精神なんて自分には関係ない」と考えてしまう背景には、
「起業=会社を作ること」という思い込みがあるのではないでしょうか。

会社を作るのは、どちらかというと「企業家」が当てはまります。
企業家:新しく企業を立ち上げた人、またその経営を行っている人

これに対して「起業家」は会社を作ったかどうかは関係ありません。
起業家:新しく事業を興した人、またその運営を行っている人

新しい事業、すなわち「仕事」を作り運営するのが起業家です。
もう少し詳しく言うなら、収益を得ることを目的に
新しい仕事をゼロから立ち上げる人のことを指します。

「会社を立ち上げる」という条件がない分、より広い範囲の人に当てはまる言葉です。


■起業家精神の中身とは?


では起業家精神とは具体的にどんなものなのでしょうか。
分解すると以下のような要素になります。

  • 新しい事業を思いつく発想力や想像力
  • リスクを恐れない行動力
  • なんでも試してみるチャレンジ精神
  • 試練を乗り越える忍耐力
  • 原因を自分に求める自己責任感
  • 他人を信じ、協力や支援ができる他者信頼 など

他にもあるかと思いますが、だいたいこのような内容になるでしょう。

このすべてを身に付けるのはハードルが高いかもしれませんが、
実際はいくつかを備えたり仲間を作ったりすることで足りない要素がカバーできます。

とくに起業を志したことがなくても、あなたがすでに持っている資質はありませんか?

だとすると、起業家精神の欠片くらいは誰にでもあると考えられます。
それに気づいて育てようとするかどうかは、個人の意思によるところです。


■会社員が起業家精神をもったら?


起業家精神に気づき、大きく育てた会社員は自己成長が早くなります。

言われたことだけをこなす人に比べて多くの問題点に気づくでしょうし、
それを改善するためにときに人を(あるいは会社を)巻き込んで行動することもあるでしょう。

意識的にも行動的にも条件が揃っていますので、早く成長するのは当然です。

また、そんな人材は企業からも求められます

グローバル化やテクノロジーの目覚ましい進歩に加えて、
新型コロナウイルスによって世界はこれまでよりさらに早く、
大きく変化するようになりました。

企業も変化しなければ生き残れない中で、自ら動いて変化をもたらす人材は貴重です。
起業家精神を持つ人が企業から求められるのもまた必然と言えます。


■まとめ


以上、起業家精神が会社員とどう関係しているかについてお伝えしました。

大きな成果を出す人には、起業しているかどうかに関わらず
起業家精神と言えそうな資質が少なからず感じられます。

起業するかはさておき、自らの成長を望み、
人から求められる仕事ができるようになりたいと思うのであれば、
あなたの中にある起業家精神を育ててみてはいかがでしょうか。

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