働き方の選択肢は広がりましたか?

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この半年で働き方について話題にしたり、考えたりすることが増えました。
「テレワーク」「在宅勤務」「ワーケーション」といった言葉がメディアを賑わすのを見ても明らかです。

コロナ禍を体験したことで、オンライン環境を利用した働き方に
選択肢の広がりはたしかに感じられます。
しかしあなた自身が選択できる働き方の幅は広がったのでしょうか

この記事では働き方の選択肢がじつはそれほど増えていない理由と、
今後取るべき行動についてお伝えします。


■従来の働き方に疑問符をつけたコロナ禍


コロナ禍以降、テレワークが意外とできてしまったことで
「従来の働き方にこだわらなくてもいいのでは?」
という風潮が広がりました。

通勤、出張、営業訪問、果てはオフィスの在り方に至るまで、
コロナ禍をきっかけに考え直した企業も多くあります。

例えばTwitter社は、従業員が望めば在宅勤務を
永続的に続けられる方針を発表しました。

日立製作所は「在宅勤務活用を標準とした新たな働き方」ロードマップを公表し、
2021年4月からの在宅勤務活用を標準とした働き方の正式適用を目指しています。


■決定権を握っているのは誰?


今は業界のリーディングカンパニーや先進的なベンチャー企業に限られるかもしれませんが、
この流れは徐々に広がっていくでしょう。

とはいえテレワークや在宅勤務を決めるのは企業であり、社員ではありません。

ITリテラシーが不十分なために導入しない企業もあれば、
できるのに企業文化としてやらないことを選択する会社もあるでしょう。

だとすると、あなたの働き方の幅は広がったといえるでしょうか。
広がったのだとしてもあくまで「選択肢として」であり、選択権も付いているとは限りません


■選択肢を持つために何をしていますか?


政府や企業の取り組みに期待するだけでは、本当に働き方を選べるようにはなりません。
自ら行動して選択肢を広げていくことも必要です。

幸いなことに、厚生労働省の働き方改革やブラックな労働環境に対する世間的な風当たりの強さも手伝って、
以前よりは自分のスキルアップや勉強に時間を割きやすい環境が整ってきています。

ちなみに働き方改革とは、
「個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革」
です。

「時間外労働の上限規制」や「年5日の年次有給休暇の確実な取得」といった
関連法案をみてもわかるとおり、
制度でできるのは選択肢を作ることではなく、
選択肢を手に入れるための時間的な余裕を作り出すことにすぎません。

いざというときに使える選択肢が持てるかどうかは、
結局あなた自身の行動にかかっています。


■一生懸命勉強する人が陥りやすい罠


「それなら何か勉強しよう!」と考えるのはいいことです。
でも1つだけ注意してください。

勉強するなら必ず「実践」を伴ったものにすること。
資格を取ったりスキルを身に付けたりするだけでは、教養が広げるだけで働き方の自由度は上がりません。

現在お持ちのスキルを活かして新しい仕事をしてみるのもいいですし、
まったく違う仕事にチャレンジするのもいいでしょう。
どんな働き方がしたいのか具体的なゴールを描き、そこにつながるように行動するのがポイントです。


■まとめ


以上、働き方の選択肢についてお伝えしました。

社会環境や情勢の変化に伴い、いろんな働き方が可能となってきていますが、
それを実現可能なオプションにできるかどうかはあなた自身の決断と行動次第

大きなことに挑戦する必要はありません。
この機会に小さなことから始めてみてください。

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