事業計画と冒険心に関係はある? 吉田宣也教授にインタビュー!

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事業計画と冒険心に関係はある? 吉田宣也教授にインタビュー!

3月9日の体験授業は「アントレプレナーシップ ~起業成功率を高める事業計画の作り方~」。

担当講師の吉田宣也教授は高校卒業、アメリカの大学に進学しました。
今回は吉田教授にアメリカの大学を選択した理由など聞いてみました。

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Q1.日本ではなくアメリカの大学を選んだ理由を教えてください


人はなぜ、駅から自宅までの道を歩くのはかったるいのに、旅に出るとその何倍もの距離を楽しく歩くのでしょうか?

僕が海外に出たいと思ったのは、ほぼそれと同じで、「面白そうだと思ったから」です。ただの冒険心です。

「英語を身につけて国際人になろう」とか偉そうに言うのは、どうも後から付けた理由だったかもです(笑)。
諸外国の中で英語圏を選んだのは、英語以外のスキルがゼロだったからです。アメリカの西海岸は、平均気温で選びました(笑)。

それだけの理由だったので、卒業したら帰国しようと思っていました。が、卒業してみると、勝手知ったる日本に帰ることにワクワクを感じなかったので、そのままアメリカで就職しました。これもただの冒険心です。

今、先生ぶって何か聞こえのいい説明をつけても仕方ないです。


Q2.投資案件を選考・指導する時に最も重視している点を教えてください


僕は以前、SBIインベストメントというベンチャーキャピタルで10年間、約1500社の投資案件を検討・アドバイスしてきました。
その後さらに10年、本学で事業計画を教えてきたわけですが、ここでやっていることは「投資案件の選考」ではありません。

なので、前半の10年と後半の10年について両方別々に答えてみますね。

(前半10年間)
市場性、実現性、経営者の資質、投資家からみた予想ROI。

(後半10年間)
ビジョン、理念、志、市場性、優位性、裏付け調査の質、必要要素の網羅性。


Q3.先生の授業を通して学生に最も伝えたいことを教えてください


日本の発展の現状は世界的にみると周回遅れです。このままいくと先進国ではなくなるでしょう。そして、そうなってしまった最大の原因は教育にあると言われています。

「何とかしたい」とぜひ思ってほしいです。
「自分に何ができるか」を皆さん考えてほしいです。

そのために、各自が世の中に対して果たせる役割を考えることから始めてほしいと思っています。
それを「事業」という形で表現することができます。それが、あなたの事業計画です。


Q4.最近一番注視しているニュース、もしくは話題を教えてください


キーワードをあげますね。

AI社会、先端医療、核融合、モビリティ、宇宙開発、メタバース。

こうしてあげてみると、これらのキーワードが形容する世界は、新規事業の宝庫であり、人類発展のカギであり、思索するに値するワクワクするテーマであり、親しい人と語り合いたい話題でもあります。

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いかがでしたか?自分の事業計画についても考えてみたい!と思った方も多いのではないでしょうか?

体験授業「アントレプレナーシップ ~起業成功率を高める事業計画の作り方~」
開催日時:3/9(土)10:00-12:00
参加方法:オンライン開催

事業計画立案について学びたい方は、ぜひお申し込みください。

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