SBI大学院大学の特徴に人間学の重視があります。

実践的なMBAと人間学の並列には
違和感を持つ方もあるかも知れません。

■MBAと人間学

日本以上にMBA教育が熱心で、
多くのMBAホルダーが経営者として活躍する
欧米でも企業の不祥事は後を絶ちません。

有名なところではエンロンの不正会計、
リーマンブラザーズのサブプライム問題、
フォルクスワーゲンの排ガス規制不正などがありました。

日本国内でも大メーカーによる
データ改ざんなどは繰り返されています。

もちろん再発を防止するような取組は
様々行われてきました。

内部牽制組織を充実させたコントロールの強化や、
外部取締役制度の導入、社内オンブズマン制度などは
代表的な取組でしょう。

しかし残念ながら企業の不祥事は減っていないのが現状です。

学力の高い優秀なリーダーや不正防止の仕組みだけでは
不祥事の発生は防げないことは明らかです。

重要なのは組織や企業のリーダーが正しい判断基準を持つことであり、
それを磨くための人間学なのです。

実践的なMBAと人間学の学びは密接であることが分かります。

■中国古典と人間学

SBI大学院大学では人間学を重視しているため、
選択必修科目に定められています。

学生は修了条件として一定数の科目の受講が
必要とされているのです。

ビジネススクールで人間学科目の設置は本学のユニークな特徴ですが、
人間学を学ぶテーマ、テキストとして中国古典を扱う科目が多いことも
他にない特徴として挙げられるでしょう。

形を変えてもビジネスは人間の営みであり、
そのリーダーに求められる不変の原理原則が中国古典には
多く含まれています。

企業や事業を成功させる重要な要素として
人間学を是非学んでください。

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