ジョブ型人事とは?成果主義人事との決定的な違い

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トヨタが「終身雇用は維持できない」
と公表したのが2019年。
以降、次の雇用形態への模索が
続けられています。

その中で注目を集めてきたのが
「ジョブ型人事」。
成果主義人事と似て見えますが、
実は決定的に違うところがあります。

今回はジョブ型人事と
成果主義人事の違いについて解説します。


■決め手は「査定」の有無


ジョブ型人事と成果主義人事を
決定的に分けるのは「査定の有無」です。

ここでいう査定とは、
遂行された仕事や業績の良否を判定し、
それを数値化すること。

成果主義人事では、一定期間を経た後に
「目標達成してないので報酬を減額します」
のような査定が行われます。
つまり結果にフォーカスして処遇が決まる仕組みです。

これに対してジョブ型人事では
査定がありません。
「どんな仕事を任されているか」
が処遇を決める主な要因だからです。

したがって、目標が達成できなかったとしても
基本的に処遇には影響しません。


■ジョブ型人事と年功序列の違い


従来の年功序列を基本とした
日本型の雇用制度では、
在籍期間が延びるにつれて自動的に
給与が上がりました。

これに対してジョブ型では
給与は自動的に上がりません。
しかるべき仕事を担当しなければ
給与が上がらない仕組みになっています。

ジョブ型人事は限界を迎えた
日本型雇用に代わるものとして
導入が模索されてきました。

しかし長く続いたやり方を変えるのは難しく
定着には程遠いのが現状です。


■コロナで待ったなしの状況に


だからといってゆっくりしてもいられません。

コロナ禍により働き方の幅は
否応なく拡大しました。
人事制度もこれに追いつくべく
変革が求められているのです。

変化が激しい現状においては
従来のジョブ型人事を導入するだけでなく、
進化させる必要さえ出てきています。

なぜなら従来の「ジョブ型」では
変化に対応して組織を変革し、
イノベーションを実現するのは困難だからです。

7/3(土)のオープンキャンパス体験授業では
そんな「ジョブ型」の進化形、
「ジョブ進化型の人事制度」について考察します。

講師は、本学MBA本科教授である重田孝夫先生。
組織行動学、組織変革演習などの科目を担当されています。

組織変革および本学の授業に関心のある方は
ぜひご参加ください。


オープンキャンパス
体験授業「”ジョブ進化型”人事制度~変化に対応するダイナミック・ケイパビリティを高める~」
開催日時:7/3(土)10:00-12:00
参加方法:現地/オンライン


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