ストーリーでモノが売れる時代のマーケティング
案内メール
突然ですが、Apple製品をお持ちの方に質問です。
あなたはなぜiPhoneやMacbookなどのApple製品を選びましたか?
かくいう私もMacbookユーザーです。
「使いやすい」「性能がいい」だけなら他のWindows機でもよかったはず。
白状しますと、私の場合
- Macbookはかっこいい
- もっているとクリエイティブな感じがする
- なんか仕事ができそう
今回は、「なぜわたしたちはApple製品を選んでしまうのか」というお話です。
■Apple製品をかっこいいと思ってしまった理由
では、なぜApple製品を「かっこいい」「クリエイティブ」と思ったのでしょうか。その鍵はApple創業時の理念にまでさかのぼります。
「Changing the world, one person at a time」
一人ひとりがコンピューターをもつことで、
クリエイティビティを最大限に発揮して世界を変えていこう。
これがApple創業時の理念です。
この理念を直接聞いたり見たりしたことはありません。
でも「たしかにそうだ」と思わせる説得力があります。
おそらく製品、広告、スティーブ・ジョブズのストーリー、
そして販売店スタッフの対応などから感じ取り、共鳴し、
その結果Appleの製品を特別なものとして見るようになったのだと推測します。
身もふたもない言い方をすると、
見事にApple社のマーケティングにはまったわけです。
■マーケティングは移り変わっていく
Apple社のように企業ビジョンやミッションを中心にしたマーケティングは比較的最近になって生まれた考え方です。
70年代は消費者、戦前戦後は製品そのものがマーケティングの中心でした。
これらの時代に企業のミッションを訴えたとしても、消費者には届かなかったでしょう。
ストーリーでモノが売れる時代に合ったマーケティングを展開したことが、
Apple製品を特別なものにしました。
マーケティングは時代とともに移り変わっていくのです。
■まとめ
「なぜあの会社は選ばれるのか」その理由が商品のクオリティや性能だけによらないのは、もうおわかりですね。
マーケティングをきちんと理解しているか自信がない方は、
一度見直してみると今までと違った角度からアイデアが生まれるかもしれません。
(この記事は2020年4月17日配信の案内メールを一部改変したものです)
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