ご存じですか?経営者に人間学が必要な理由
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経営者には人間学が必要。
そうだろうなとは思いますが、
なぜ人間学が必要なのでしょう。
経営上、人間学がないと困るのでしょうか。
今回は「経営者に人間学が必要な理由」を
深掘りしてみます。
■そもそも人間学とは?
人間学は「人間科学」や「哲学」の意味で
使われることもありますが、
経営においては「人間力を磨く学問」
という捉え方になるでしょう。
内閣府「人間力戦略研究会報告書(2003年)」では、
人間力を「社会を構成し運営するとともに、
自立した一人の人間として
力強く生きていくための総合的な力」
と定義しています。
これなら経営者に必要という意見ともリンクします。
■経営者に人間学が必要な理由
なぜ経営者に人間学が必要なのか。
それは、
「組織は人によって
『人』が集まってできるものだから」
経営者の信念や生き方に共感した人は
苦しい状況でも関係なく集まってきて
一緒にがんばってくれます。
逆に金銭で集まった場合は、
状況が悪くなったり、
いい条件の転職先が見つかったりしたら
簡単にいなくなってしまうかもしれません。
■人間学があるのはどんな人?
たとえば厳しい状況や
つらい経験から這い上がってきた人の多くは
「人間力あるな」と感じさせます。
自らの経験を通して「人に対する感受性」が
高まっているからです。
相手がどう思っているか、
どんなことをしてあげたらいいかを
察知するセンスが磨かれているということです。
■センスが磨かれる経験をしてこなかったら?
自分の経験ではセンスが磨き足りない人は、
人の経験を借りてセンスが磨けます。
尊敬できる経営者や先輩を真似するのも
一つの方法ですが、
そんなに都合よくロールモデルがいない
場合もありますよね。
そんなときは先人たちの経験を借りましょう。
本学では人間学を学ぶ科目として
中国古典を採用する科目が多くあります。
一般的にも人間学を学べる書物として
『貞観政要』や『書経』『論語』などが
取り上げられます。
■知識と経験をリンクさせる
書物を読むだけでは
「なるほどね」で終わりです。
書物で得た知識は経験とリンクさせて
はじめて自分のものになります。
人間学が身についた人の行動には
信頼がついてくる。
その信頼が人を惹きつけ、組織を作り、
企業を支える。
■まとめ
以上、経営者に人間学が必要な理由でした。
こうして考えると、
逆に人間学がゼロだったら
組織運営ができる気がしません。
経営者の方はもちろん、
リーダーとして役割を担っている方は
まずは関連書籍を読んでみてはいかがでしょう。
経営学と併せて本格的に学んでみたい方は、
MBA本科コースをご検討ください。
公開収録「世界経済と政策対応」
開催日時:3/27(月)18:30-20:30
参加方法:現地/オンライン
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