起業するなら知っておきたい3つのポイント

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「起業なんて考えたこともない。これから先もしないと思う」
半年前ならその通りだったと思います。
しかしコロナ禍で世の中が変わった結果、
起業は今までより身近なものになりつつあります。


ここ3ヶ月で、安定しているかに見えた企業がいくつも倒産しました。
突然解雇されて職を失った人も大勢います。
そんな状況ですから
「自分でできるビジネスはないものか」
と考える人が出てきてもおかしくはありません。


とはいえ、何も知らない人からすると
起業はとてもハードルが高そうです。
いきなり大きなリスクをとって起業するのも
お勧めできません。


今回はそんな人に向けて、
起業するなら知っておきたい3つのポイントをご紹介します。


■ポイント1「起業する目的は立派でなくていい」


起業の目的というと
「社会に○○という価値を提供する」
といったものをイメージするかもしれませんが、
大げさに考える必要はありません。

・どんな自分になりたいか
・どんな生活がしたいか

といった自分が実現したいことでもいいのです。


ここで変に見栄を張ると、実行段階で苦しくなります。
肩ひじ張らずに正直に考えましょう。


■ポイント2「自分にできることで起業する」


起業というと奇抜なアイデアや革新的な
テクノロジーが必要と思われがちですが、
これも必要ありません。
自分にできることや得意なことから考えるのが、
シンプルで実現しやすいです。

・DIYが得意だから、テレワークに合わせた内装のリノベーションができそう
・Photoshopが使えるから、Webデザインができるかも
・趣味のヨガなら教えられるかな。オンラインなら場所も確保しなくていいし

このような感じで気軽にアイデアを出してみましょう。
もし過去に人から「教えて」と言われたことがあるなら、
それはいい起業アイデアになるかもしれません。


■ポイント3「最初は個人事業主がおすすめ」


事業内容にもよりますが、
最初は個人事業主として起業するのがおすすめです。
理由は手続きが非常に簡単で金銭的リスクもゼロだから。


個人事業主として開業する場合、
税務署に開業届を1枚出すだけで手続きは完了します。
お金もまったくかかりませんし、審査さえありません。
実際やってみればわかりますが、
本当に拍子抜けするほど簡単です。


法人に比べて節税しにくいデメリットはありますが、
節税は利益が出せるようになってから考えればよいこと。
法人の設立は事業規模が大きくなりそうな
タイミングで考えても遅くありません。


■起業のハードルは意外と低い


この記事では起業するなら知っておきたい
3つのポイントについて解説しました。
起業は起業家だけの特別なものではありません。
誰にでも使える選択肢の一つにすぎないのです。


今まで起業とは縁がなかったあなたにも当然できます。
「普通の主婦が起業」
のような話をSNSで見かけることも増えてきました。
今はその気がなくても、
働き方のオプションとして頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

(この記事は2020年6月5日配信のメールマガジンを一部改変したものです)



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