eラーニング、食わず嫌いになってませんか?

案内メール
eラーニング

新型コロナウイルスの影響が続く中、
学校をはじめとして社会活動の再開目途は依然立っていません。
そんな折、注目されているのがeラーニングです。

eラーニングにはネット環境が必要ではあるものの、
いわゆる「三密」をすべて避けられます。
この時期に注目を集めるのは当然と言えるでしょう。

しかし、言葉では聞いたことがあっても
実際に利用したことがある人はまだ少ないのが現状です。
「どうせリアルな授業の代替品でしょ?」
と思っている方もおられるかもしれません。

そこで今回は、eラーニングについてメリットとデメリットも含めて解説します。


■ただの「ビデオ教材」ではない


よくある誤解ですが、eラーニングはいわゆる「ビデオ教材」ではありません。
両者の違いは以下の通りです。

【ビデオ教材】
ビデオコンテンツのみで構成されており、
ビデオを見るだけの一方的な情報提供しかできない。
学習者と講師の間で対話が難しく、学習効率はよくない。

【eラーニング】
動画講義などのコンテンツと学習管理システム(LMS=Learning Manegement System)で成り立っている。
LMSにより学習コンテンツの保存や配信だけでなく、
学習状況の進捗管理や講師、学習者間のコミュニケーションも図ることができる。

LMSの存在により双方向でより効率的な学習が可能になったのがeラーニングなのです。


■eラーニングのメリット


eラーニングには以下のようなメリットがあります。

1) 時間や場所を選ばず学習できる
講義は動画視聴により受講する形なので、受ける時間を自由にアレンジできます。
PCおよびタブレット端末の軽量化・高性能化やネット環境の整備が進んだことで、
出張先のホテルや移動中の車内でも受講することが可能です。

2) 自分のペースで学習が進められる
学習の習熟度や理解度は人によってさまざまです。
eラーニングなら他の人の進捗は気にせず、自分のペースで学習ができます。
あまり理解できてないと思ったら、もう1度講義を見直すことも可能です。

3) 学習の進捗状況が把握しやすい
LMSにより学習が記録されていますので、
どこまで学習が進んだのか常に把握することができます。
進捗状況がわかると、モチベーションの維持にも有効です。

4) 講師、学習者間でコミュニケーションができる
本学の場合は、ディスカッションボードやWEB会議システムを活用した討議により、
講師および学習者間で双方向の学びが可能です。


■eラーニングのデメリット


反対に、eラーニングには以下のようなデメリットもあります。

1) モチベーションの維持が難しい
決まった時間や場所で開講する授業ならそれ自体が学習を後押ししてくれますが、
eラーニングは進むも止まるも自分次第。
多忙などを理由に受講を先延ばしにしてしまうことが起こりえます。

自分のペースで学習できるメリットの裏返しではありますが、
本学ではこの弱点を埋めるために、学生のフォローに力を入れています
(ラーニングスタッフという専従のスタッフがいます)。

また講義と並行してグループで取り組む作業がある場合は、
これも受講を強く後押しするでしょう。

2) 実技科目には不向き
動画視聴による講義では、
リアルタイムな指導を必要とする実技科目を行うのは難しいです。
オンラインで実施するならWebカメラや
ライブ機能を利用してリアルタイムで行うことが条件となります。


■デメリットは適応戦略次第で小さくできる


eラーニングのメリットとデメリットを並べてみましたが、
これはあくまで考えにすぎません。
実際どう感じるかは体験してはじめてわかることです。

想像以上にメリットが感じられるかもしれませんし、
思ったほどデメリットが負担にならないかもしれません。
その背景には、個人が採る戦略や考え方があります。

自分で考え出すのもいいですが、
実際に体験した人の話をあらかじめ聞いておくのも有益です。

本学では修了生体験談が聞けるイベントも企画していますので、
ご利用ください。

(この記事は2020年4月30日配信の案内メールを一部改変したものです)



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