生成AIのビジネスでの活用が進んでいます。6月には、保守的な大手金融機関が110の業務で生成AIを導入するとの報道がありました。コンサルティング会社の中には、クライアントに生成AIを上手く活用してもらうために、コンサルタントに教育・研修を開始したところがあります。
今後、いろいろな分野で生成AIが進化し、使われるようになり、ビジネスのあり方が大きく変わるのは間違いありません。1990年代にインターネットが一般に利用されるようになったのと同様かそれ以上のインパクトを持っていると考えられています。
他方、まだChatGPTなどの生成AIを使ったことがないという人もいます。
「間違った回答をする、機密情報の保護に問題がある、倫理面での課題も少なくない」といった懸念がメディアで伝えられているうえに、会社から利用方針が示されていないことが主な理由でしょう。
インターネットが登場したときにも、問題点や懸念が多く指摘され、業務での活用を図らなかった人や会社があったことと似ています。
こうした状況を踏まえて、産学共同での研究を担うグローバル化・産官学連携委員会の主催で、ChatGPTなどの生成AIをビジネスで効果的に活用するためのセミナー「ビジネスにおけるChatGPTの活用 ~実践編としての体系的な学習の重要性~」を開催いたします。
大きな可能性を有する生成AIですが、十分な効果を得るためには、長所と短所を把握するとともに的確なプロンプトを使う、用途にあった生成AIを選択するといった学びを通じたリテラシーの向上が重要になります。
今回のセミナーでは、「どんな仕事に生成AIを活用すると高い効果が期待できるのか、プロンプトをどう使うとより的確な回答が得られるのか」に焦点をあて、仕事の生産性を10倍高めるのに役立つChatGPTやBing、Bardなどの生成AIの使い方を具体的に説明し、参加者の皆様が職場で生成AIを利用するためのアプローチを提案したいと考えています。