
まずは、本学修了生の前田里美さんから、「起業に至るまでの道のり」と「大学院で得た学び」について、実体験に基づくリアルな体験談が語られました。
前田さんは、もともと起業を目指した入学ではなかったそうですが、本学での学びをきっかけに起業を決断し、事業を順調に成長させてきました。臨月の時に受験し、入学後に出産を経て、育児をしながら起業し、学修との両立に葛藤しながらも自身の学修スタイルを確立させて修了されました。
起業当初の働き方とこれから目指す自身の役割を「個人ランナーから監督へ」と駅伝に例えて話していただきました。個人ランナーとしては、実務を熟知するスプリンターからチームに貢献する区間エースまで成長したものの、チームを勝たせる監督としてはまだ30点くらいの見習いだと自己評価されました。
それぞれのフェーズで悩みながらも、スピード感を持って前向きに全力で突き進む、前田さんらしい体験談を生き生きとお話いただきました。
続いて、通算5年間でMBA取得を目指す在校生の中村亜祐さんと、本学で「事業計画演習」や「経営者に学ぶベンチャー企業経営」を担当する早川智也 客員教授を交えたパネルディスカッションを実施しました。
それぞれの起業のきっかけをはじめ、女性起業家として、家事育児との両立方法についても伺いました。前田さんと中村さんのおふたりは、家事代行やベビーシッター等のサービスを使いながら時間を捻出し、家族の協力も得ながら仕事と学修との両立を図ったとのことでした。
おふたりからはIPOやM&Aについて相談があり、早川客員教授からはそれぞれの効果と課題を挙げながら、見解が述べられました。20代で起業し、多くのIPOを実現してきた早川客員教授に、教員になった理由とこれまでの失敗談を聞いたところ、「教員は自分の事業や業界だけでは得られない広い視点を持つための挑戦であり、ビジネスとしては失敗をしないように先回りをしてきた」という新たな一面を知ることができました。
また、早川客員教授には、エグゼクティブクラスの女性の人材紹介事業の経験から今求められている女性のスキルセットについてもご意見をお聞きし、更なる発展を目指す登壇者のおふたりと参加者にエールの言葉をいただきました。
3人の異なる経歴と性格の起業家の話は、多様な起業例を知る機会となりました。
最後の交流タイムでは、参加者同士で起業を考える際に何から、どのように始めたらいいのか?等の悩みや、週末の過ごし方などプライベートのリフレッシュ方法についても率直に語り合い、交流を深める時間を設けました。参加された女性の皆様からは、在学中や修了後の具体的なイメージがわいた、普段聞くことができない話を聞けたとの声が多数寄せられ、大変有意義なひとときとなりました。
今回で3回目となるMBA女子会は、女子会らしい和気あいあいとした雰囲気ながら、参加されたみなさんに実践的な学びをもたらしたセッションとなりました。
