■「経営哲学」の概要
経営とは何か、品質とは何か、働くとは何かが、根底から問われています。
経営とは、人間が目的に向かって協働して行う営みであり、目的達成の技術と理念の総体とみることができます。
その経営概念を一番有効に使ったのが企業ですが、種々の「過剰」が問題を引き起こしてもいます。
日本的経営の根幹をなした品質と働き方の「好循環」は、どのように「悪循環」に転じたのでしょうか。
その再生の手がかりとなるのが経営哲学です。
経営哲学は、経営を「哲学」する、すなわち経営を根源的に問い論理的に捉え直すことであり、そこで得られた仮説的命題の理論的体系です。
本講座は、経営哲学の(広義&狭義の)視点から、日本資本主義の原点に立ち返り、日本経営の本質と歴史を捉え直します。
また品質と働き方の原点に立ち返り、経営のあり方と未来を展望します。