生成AI活用で起業成功率向上を目指す ~SBI大学院大学が「ビジネスプランレビューAI」を導入~

プレスリリース
SBI大学院大学(所在地:東京都港区、学長:蟹瀬誠一、以下「本学」)は2025年9月から、社会人学生の起業成功率向上を目的に、学生が作成したビジネスプランのドラフトレビューに特化した生成AIを導入します。

日本経済は一人当たりの労働生産性の低さが課題となっており、その解決には付加価値の高いスタートアップやゼブラ企業、ユニコーン企業の創出が欠かせません。この課題解決に向けて、起業家育成を重視する本学では、ビジネスプランレビュー専用の生成AIを活用することで、迅速なプラン作成と質の向上を実現し、起業成功率を大幅に高める狙いがあります。

今回導入する生成AIは、2008年の開学以来蓄積された豊富な事業計画指導の実績に基づき、本学教員の専門的知見を学習した専用モデルで、学内で構築。学生は自身のビジネスプランを生成AIでレビューし、修正点や改善ポイントを効率的に把握することで、質の高い事業計画案を作成できるようになります。また、教員はこれまで基礎的な修正指導にかけていた時間を、より高度な戦略的指導に振り向けることができます。

なお、本学は生成AI活用を通じて、日本が直面する少子高齢化や労働力不足に対するイノベーションを推進し、学生が生成AIを効果的に使いこなすスキルを習得できる科目を新設する計画です。
さらに、SBIグループの地方創生パートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)との共同研究により、地方再生プランや災害復興計画に特化した生成AIの開発も進めており、AIを通じた地域活性化にも貢献していく方針です。

今回の取り組みは、高等教育機関における生成AIの実践的活用の先進事例となり、他大学への波及効果も期待されます。

関連資料「低成長ニッポンを変える~ガゼル企業と生成AIの力~」