三沢：SBI大学院大学に入学する前、現在の会社で大きな変革がございました。それは、会社を共に立ち上げたメンバーが皆去ってしまい、自分ひとりになってしまったことです。そのような状況で、この会社を今後どうやって引っ張って行くべきか悩んでいた時期でした。

それに加えて、リーマンショック以降、経済状況も悪く、経営者として正しい方向へ導かなくてはならないという強い使命感に駆られ、様々な経営者の本を読み漁っていました。そんな時期に北尾吉孝氏の本に出逢いました。そして北尾吉孝氏が学長を務めるSBI大学院大学の存在を知り、それがきっかけとなり入学を決意しました。 

三沢：入学の目的は２つございました。ひとつは、『会社の経営スキルを身につけること』。もうひとつは、『自分の人間としての軸をつくること』。この２つの目的を達成させようという気持ちで入学を決意しました。結果として、この２つの目的は達成できたと実感しています。MBAの取得を目指した経営学を体系的に学ぶことで、経営に関する実践的なスキルが身に付きました。

あとやはり今後人生を歩む上で、どういった判断の軸を持つべきか、ぶれない自分軸、土台のようなものができたのかなと感じています。もちろんまだ修行の身ですから自分自身を磨き続けなければならないのですが、基礎的な部分が構築できたところは大きな成果だと思います。

また同じマインドを持った多くの仲間たちと出会い、切磋琢磨しながら自分自身も頑張らなくてはいけないという気持ちをもらい、自分の置かれた立場の中で精一杯生きようという気づきが得られたことも大きな成果だと感じています。