一桝:「天然素材住宅を通じた豊かなライフスタイル」という価値を提供する「駿河屋」を経営しています。「住」から発信し、「衣」「食」「住」すべての質的向上を目指した生活提案型の建設会社です。
駿河屋はもともとは江戸時代から代々300年以上続く、材木業を営む会社でした。しかしながら、一見木でできているように見えるビニールのフローリングや、布のように見えるビニールクロスなど、安価で取扱い易い新建材や、輸入材に押され、材木業には厳しい時代であることを肌で感じておりました。
新建材は特に、化学物質を多分に含んでいるものも少なくなく、シックハウス症候群の一因にもなっています。大学では建築を学び、卒業後はゼネコンに就職しましたが、そうした新建材を使った家づくりが多くなされている現状に、長らく違和感を覚えていました。
そこで、2002年に先代が引退した際に勤めていた会社を退職し事業を承継、材木屋として積み上げてきた知識と伝統を活かして、天然素材にこだわって“木の香り”がする家づくりをする建設会社、「駿河屋」を作りました。