講師:福田 晃市
(SBI大学院大学講師/中国古典研究家)
標準学習時間 | 開講期間 | PDU |
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10.5 時間 ※各章約1.5時間(動画平均視聴時間80分+確認テストの目安10分)×7回=10.5時間 | 56 日間 | × |
朱子学は、「経世済民=世の乱れを治め、人の苦しみを救うこと」をめざす実践的かつ人道的な哲学です。モラルの荒廃が問題視されている現代ですが、朱子学を学ぶと「どのようにすればモラルセンスを高めることができるのか」について、1つの答えが見えてきます。みんなが安心して、満足して暮らせる社会づくりに貢献したい、リーダーシップスキルを身につけたい、と志している方にとって、便利なツールとなる哲学だと言えます。また、陰陽五行、中国医学、風水、易占い等にも関連した事項もありますので、中国思想を学ぶうえで知っておくと便利だと思います。
ビジネスパーソン全般
1.知識(知る)の段階:朱子学で使われる主要な用語を紹介します。
2.理解(分かる)の段階:上記の用語を使って朱子学を解説していきます。
3.応用(使える)の段階:朱子学を使って、自身のモラルセンスを高め、世の中をよりよくしていくことを目ざします。
全授業コンテンツ(配布資料および動画)の閲覧・視聴を完了し、かつ、各確認テストで合格点を獲得すること(満点の60%以上の得点で合格となります)。
特にありません
1.朱子学の誕生
朱子学の創始者=朱子こと朱熹の生涯をふりかえると、朱熹は封建主義社会を守るためではなく、道徳的な社会づくりをしたいと思っていたことがわかります。
2.朱子学から見た宇宙
宇宙とは何か?古今東西の学者が考えてきたテーマですが、朱子学では宇宙は「理=設計図」と「気=材料」によって構成されていると考えます。
3.朱子学から見た人間
人間とは、どのような存在であるのか?これまた古今東西の学者が探求してきたテーマですが、朱子学ではこちらも「理」と「気」で考えていきます。
4.朱子学から見た人生
人はどうやって生まれ、何のために生き、死ぬとどうなるのか?朱子学なりの考え方を紹介します。
5.朱子学から見た学問
古来、中国では「聖人」とは、特別な存在とみなされてきました。しかし、朱子学では、努力次第で、だれでも聖人になれると言います。その方法が「学問」です。
6.朱子学から見た教育
朱子学では、子供たちを「頭のよい人間」ではなく、「心のある人間」に育てることを教育目標に掲げています。その教育方法について紹介します。
7.朱子学の展開
意外に知られていない事実ですが、朱子学は西洋の啓蒙主義思想に影響を与え、近代市民社会を切り開く端緒ともなりました。その流れを紹介します。
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