講師:中村 亨
(SBI大学院大学講師/公認会計士・税理士)
標準学習時間 | 開講期間 | PDU |
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12.25 時間 ※各章約1.75時間(動画平均視聴時間95分+確認テストの目安10分)×7回=12.25時間 | 56 日間 | 10.5(W:0, P:2.5, B:8) ※W=Ways of Working、P=Power Skills、B=Business Acumen |
M&Aは「啓蒙の段階」から「普及の段階」に入ってきたといわれています。大企業だけのものではなく、中小企業、中堅企業にも身近なものになってきました。いわゆる団塊の世代が、現役引退の時期を迎えたことや、国内の内需不振、少子高齢化を背景とした業界再編の必要性と相まって、中小企業であっても、いわゆる「事業承継の解決策」としてM&Aが注目されてきました。
また、M&Aをキーワードとするビジネスも活況を呈していると言われています。本授業ではM&Aの基礎をわかりやすく身に着けることを目標に授業を進めていきます。
ビジネスパーソン全般(若手~経営者)
M&Aが企業戦略として求められる時代背景から、買い手、売り手それぞれの動機(目的)を理解できるようになること、さらには一連の流れ(プロセス)を身に付けられること、が学習目標になります。また、昨今注目されるPMI(経営統合)を学ぶことで、成立と成功の違いについても学ぶことができます。また、簿記・会計と会社法の知識が多少なりとも求められますが、その学習の契機とする(もし本当に仕事でM&Aに携わるなら深い知識が必要になります)ことにもなります。
全授業コンテンツ(配布資料および動画)の閲覧・視聴を完了し、かつ、各確認テストで合格点を獲得すること(満点の60%以上の得点で合格となります)。
特にありません
1.M&A総論(M&Aが求められる背景、戦略、目的、プロセス)
M&A総論になります。
M&Aが行われる背景、M&Aの分類、M&Aの様々な手法、M&Aの買い手、売り手それぞれの動機等について解説します。
2.各種スキーム
M&Aの各種スキーム、主に株式譲渡と営業譲渡、会社分割について解説します。
また、いわゆる「のれん」についての会計処理や影響についても触れます。簿記の知識が役に立ちますし、必要になります。
3.プロセス①/総論
案件の生成から、初期的交渉、意向表明、トップ面談、基本合意、契約、実行という一連の流れについて解説します。
4.プロセス②/バリュエーションと価格交渉
プロセスの中で特に重要となる、バリュエーションについて解説します。
5.プロセス③/デューデリジェンス(買収調査)
基本合意を前提とし、その後の買収調査、いわゆるデューデリジェンスについて解説します。
財務だけでなく、法務、税務、IT、ビジネス、人事などの買収調査の種類とそれぞれの要点について解説します。
6.プロセス④/クロージングとPMI(経営統合)
クロージングと譲渡契約の重要論点について解説します。
またPMI全般についても解説します。
7.まとめ・補足/最近の傾向
1章から6章のまとめ、そして最近の傾向(2023年時点)について解説をいたします。
・本コースは、PDU対象コースです。
・本コース受講により、「公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講(PMP®受験資格)」となります。
・PMPは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。
専用教材をPDFにて配信