講師:守屋 洋
(中国文学者)
標準学習時間 | 開講期間 | PDU |
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10.5 時間 ※各章約1.5時間(動画平均視聴時間80分+確認テストの目安10分)×7回=10.5時間 | 56 日間 | 5(W:0, P:5, B:0) ※W=Ways of Working、P=Power Skills、B=Business Acumen |
唐王朝の二代目太宗(李世民)の治世は、その年号にちなんで「貞観の治」とたたえられてきました。『貞観政要』という古典は、太宗と重臣たちとの問答を通して、そういう盛世をもたらした苦心経営ぶりをまとめたもので、昔から、帝王学の指南書として読み継がれてきました。そのさわりの部分を取り上げています。
現代のトップやリーダーも、与えられた責任を全うするためには、それなりの覚悟を必要とします。その心得の条をこの古典から学んでください。
ビジネスパーソン全般(若手~経営者)
経営者として持つべきリーダーシップを発揮する上で必要な心得について学習する。
さらに、企業の幹部・経営者だけでなく、人の上に立つリーダーとして人間力に磨きをかけるための基礎を習得する。
全授業コンテンツ(配布資料および動画)の閲覧・視聴を完了し、かつ、各確認テストで合格点を獲得すること(満点の60%以上の得点で合格となります)。
特にありません
1.創業か守成か
「貞観政要」の概要とそれが書かれた時代、唐の太宗について解説。創業か守成のいずれが難しいかに関する太宗と臣下との会話から、起業から企業経営に通じる心構えを学ぶ。
2.わが身を正す
上に立つものが身を正していれば、命令しなくても部下が従い、上に立つものの姿勢や行動が正しくなければ、命令しても部下は従わないのは昔も今も変わらない。わが身を正すことの重要性を認識する。
3.緊張感を持続させる
取り組みをはじめてもそれを成し遂げるのは難しい。順調に事が進んでいても、常に緊張感を持続させるとともに将来の危機に対応できるようにすることの大切さを解説する。
4.諫言に耳を傾ける
地位が上がれば上がるほど、耳障りな情報を上げてくる部下が減るのは昔の王朝だけでなく、現代の組織でも同じである。リーダーは太宗のように諫言をしてくれる部下を尊重し、その意見に耳を傾けることで、よりよいリーダーになれることを理解する。
5.自己コントロール
自己コントロールが上手くできなくては、能力を十分に発揮して成果を上げることはできない。その重要性は変わることなく、古今東西、リーダーに求められてきた。自己管理のためのよりよい対策を考える。
6.謙虚にそして慎重に
傲慢になっては失敗を招く。謙虚であれば、慎重な対応がとれるし、学習も進む。特に、トップの言葉は重いので、発言に際しては、慎重であることが欠かせないことを認識する。
7.初心忘るべからず
新しい役職についたときは、誰でも緊張感をもって仕事に取り組むが、やがてそれに慣れるとマンネリに陥っていく。逆に最後まで緊張感を持ち続け、「初心忘れず」の覚悟で取り組めば、それだけ成功に近づいていく。そのあたりをしっかりと記憶にとどめておく。
・本コースは、PDU対象コースです。
・本コース受講により、「公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講(PMP®受験資格)」となります。
・PMPは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。
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