講師:松原 恭司郎
(SBI大学院大学客員教授/松原公認会計士事務所・所長)
標準学習時間 | 開講期間 | PDU |
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12.25 時間 ※各章約1.75時間(動画平均視聴時間95分+確認テストの目安10分)×7回=12.25時間 | 56 日間 | 9.5 W:1,P:2,B:6.5 ※W=Ways of Working、P=Power Skills、B=Business Acumen |
起業や社内ベンチャーのビジネスプランの策定、そして、ステークホルダーに向けた企業の統合報告でもビジネスモデル(BM)の重要性が高まっています。
本コースでは、
1)ビジネスモデルの定義、戦略との関係、講師が提唱する「ビジネスモデル・マッピング法」、ビジネスモデルのパターン、イノベーティブなビジネスモデルの創出法など、ビジネスモデル・マネジメントの全容を学習します。
2)また「IoT(モノのインターネット)」の活用や、「モノからコトへ」に象徴されるサービス・ドミナント・ロジックを取込んだビジネスモデル・イノベーションも取り上げます。
ビジネスパーソン全般(若手~経営者)
全授業コンテンツ(配布資料および動画)の閲覧・視聴を完了し、かつ、各確認テストで合格点を獲得すること(満点の60%以上の得点で合格となります)。
特にありません
1. オリエンテーション「ビジネスモデル思考」を持とう! ビジネスモデルの見える化からIoTによる革新まで本コース「ビジネスモデル思考」のプレビューとして次のテーマを取り上げて考察する。
<テーマ1>ビジネスモデルと事業戦略とは同じか、異なるのか、そして関係は
<テーマ2>「百聞は一見に如かず」:ビジネスモデルの構造をフレームワーク化することで見えてくるものとは
<テーマ3>水平思考が革新的ビジネスモデルの構想に役立つ
<テーマ4>「IoT(モノのインターネット)」でビジネスモデルが変わる、そして革新的なビジネスモデルがIoTを活かす
(1)ビジネスモデル思考
(2)ビジネスモデル思考 ハイライト
(3)進め方と講師の関連著作
2. ビジネスモデルの定義と見える化 ~ビジネスモデルの定義、戦略との関係、見える化技法の概説
(1)ビジネスモデルの定義
ビジネスモデル ~「モデル」には二つの意味がある
ビジネスモデル研究の充実
国際統合報告評議会(IIRC)によるビジネスモデルの定義を紐解く
(2)ビジネスモデルと戦略の関係
戦略プロセスは策定(形成)と実行に分けられる
戦略論の系譜をたどる
ビジネスモデルと戦略の関係を考える
(3)代表的な見える化技法の紹介
「百聞は一見に如かず」 …見える化のフレームワークを活用しよう
戦略を見える化するフレームワーク
ビジネスモデルを見える化するフレームワーク
主なフレームワークに共通するポイント
3. ビジネスモデル・マッピング法を使ったビジネスモデルの見える化 ~BM-Tree、BM-Map他フレームワーク
(1)ビジネスモデル・マッピングの概要
ビジネスモデル・マッピングのフレームワークの特徴
BM-Treeで、ビジネスモデルの過去・現在・将来を俯瞰する
BM-Mapで、ビジネスモデルの構造を掴む
BM-DBで、ビジネスモデルの性能をモニタリングする
(2)「BM-Map」でビジネスモデルの構造を掴む
BM-Mapの構造とテンプレート(汎用版)
ターゲット顧客と顧客価値提案のテンプレート
事業価値のテンプレート
バリューチェーンのテンプレート
経営資源のテンプレート
(3)【ケーススタディ】アマゾン・ジャパン
アマゾンの「BM-Tree(ヒストリー版)」を作成する
アマゾン・ジャパン書籍販売(除く電子書籍)の「BM-Map」を作成する
4.ビジネスモデルの各種パターンとロジスチックス革新のビジネスモデルパターン ~代表的なビジネスモデル・パターンとSPAの特徴
(1)ビジネスモデルの代表的なパターンの概要
革新の第一歩は、「まねる」こと「関連付ける」ことから始まる。 ~優れたビジネスモデル・パターンを学び、引き出しを増やそう!
ビジネスモデルの古典 ~スライウォツキーの23種のパターンを押さえよう!
(2)バリューチェーン革新を支えるビジネスモデル・パターン
バリューチェーンの革新に活用できるビジネスモデル・パターン
「オープン・ビジネスモデル」で経営のスピードをあげる
「マス・カスタマイゼーション」で、個別の顧客要求に効率的に対応する
(3)SPA(製造小売業)のビジネスモデル・パターン
デフレに強いSPA(製造小売業)
ユニクロはファストファッションかスローファッションか?
5.ICT(情報通信技術)が加速するビジネスモデルパターン ~フリー、ロングテール、シェア等の特徴とケース
(1)ICTが加速するビジネスモデル・パターン&フリー
ICTが加速するビジネスモデル・パターン ~ビットを管理する「デジタル・ビジネスデザイン」
確かにフリーなら、顧客価値は高まるだろう。だが、企業価値/株主価値はどうなるのだろうか。つまりどうやって儲けるのか?
(2)ロングテール&シェア
デジタル化で「ロングテール」が宝の山になる ~多くのニッチ・コンテンツを多くのニッチ顧客へ提供
「シェア」で資源を有効活用する ~共同所有により、低コストで所有者としての恩恵を
(3)マルチサイド・プラットフォーム&リアルビジネスとビジネスモデル・パターン
「マルチサイド・プラットフォーム」 ~複数の顧客セグメントに出会いの場を提供
リアル事業は複数のビジネスモデル・パターンを活用しているケースも多い
6.IoTを活用してイノベーティブなビジネスモデルを創造する ~IoT概説、ビジネス・エコシステム、価値星座
(1)IoTとは何か
IoT関連の重要概念と用語を押さえておこう。
第4次産業革命のコア概念である「サイバー・フィジカル・システム(CPS)」を理解しよう。
「接続機能を持つスマート製品(SCP)」で、個別の製品から「システムのシステム」への「つながり」の拡大を理解しよう。
(2)IoTを活用したビジネスモデル・イノベーション
IoTのアプリケーション領域は広範囲に渡り、プロセスに加えてアウトプットに革新をもたらす。
IoTビジネスを成功に導く三つのキーコンセプトを押さえる。
IoTが加速するビジネスモデル・パターンについて考える。
(3)ビジネス・エコシステムと価値星座
ビジネス・エコシステムまで視野を広げよう。 ~(Wide Lensを持とう)
価値星座(Value Constellation)を理解する。
(4)IoTのビジネスモデルマッピング ~「価値星座-Map」と「BM-Map(IoT版)」
IoTのビジネスモデル・マッピングには、「価値星座-Map」を活用する。
「価値星座-Map」の作成ステップとは。
7.ビジネスモデルのイノベーションに有効な考え方と技法 ~ベンチマーク、水平思考、サービス・ドミナント・ロジック
(1)ビジネスモデルのイノベーションに有効な考え方と技法
ビジネスモデル・イノベーションが必要となるわけとは。
「成長ギャップ」をビジネスモデル・イノベーションで埋める。
ビジネスモデル・イノベーションに有効な考え方と技法には何があるか。
(2)「消費チェーン」 ~顧客の消費活動に注目する
顧客の「消費チェーン」を分析して、顧客との接点を広げよう。
(3)水平思考 ~ある構成要素を変えてみる
水平思考とは、どのような思考法か?
水平思考を活用したマーケティングのイノベーションとは?
水平思考を活用して、ビジネスモデルのイノベーションを構想しよう。
(4)サービス・ドミナント・ロジック ~「モノからコトへ」
キーコンセプトとしての「サービス・ドミナント・ロジック」とは何か。
「ハイブリッド・ソリューション」のビジネスモデル・パターンを理解する。
ゼロックスによるビジネスモデル・イノベーションをマッピングする。
専用教材をPDFにて配信
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