修了生の声 上濱 直樹さん/株式会社メジャメンツ

休学して起業独立。自分で経営してみたことで、いかに人間力を高めるか意識するようになった

株式会社メジャメンツ
代表取締役
上濱 直樹さん

上濱直樹さん

自分自身があまり成長していないような焦りを感じていた

――SBI大学院大学に入学した目的は何ですか?
上濱:入学時、私はWEB制作会社のマネージャとして働いていましたが、40歳になった時に30代で何をやってきたかを振り返ってみて、仕事ばかりしてきたように感じました。仕事ばかりで実は自分自身はあまり成長していないような焦りを感じていました。

そんな時に会社を通じてSBI大学院大学の存在を知り、自分の成長のために入学を考えました。忙しいなかでの仕事との両立や入学金の負担もあり、迷いもありましたが、妻も背中を押してくれたので入学を決意しました。


――働きながら学んでいて苦労なさったことは何ですか?
上濱:私は他の方よりも多くの科目を履修していたこともあり、平日、仕事が終わった後に映像コンテンツを受講して、週末にまとめて課題やレポートを進めていたので、土日に対面式の授業が重なったりするとレポートを書く時間がなくなり、挽回するのが大変でした。


受講しているうちに自分でもビジネスを実践してみたくなった

――入学してから変わったところはありますか?
上濱:入学してから1年間、多くの実践的な科目を受講しているうちにどうしても自分でも実践してみたい、自分でビジネスを立ち上げてみたいという思いが強くなりました。そこで、当時の会社の社長に相談して会社を辞めて、大学院も休学して会社を立ち上げました。

起業してからは、大学院で学んだことを活かしたこともあり、幸い1年程度で売り上げも安定してきたので、休学から復帰し、無事に修了することができました。

休学前の一年間と、休学して起業独立して、実際に自分で経営するという経験を経てから復学しての一年間では授業の受け方までも変わったという印象があります。特に人に対する考え方が大きく変わりました。復学後は、いかに人間力を高めるかという意識を非常に強く持つようになりました。


――おすすめの科目は何ですか?
上濱:私が一番お奨めするのは、守屋洋先生の人間学の科目です。人間力を高めるために常に意識しておくべきエッセンスが多く含まれているので、在学中は講義をモバイル端末にダウンロードして常に持ち歩いて聞けるようにしていました。

私がSBI大学院大学の大きな特徴であり、魅力と考えているのは、人間力を高める人間学のカリキュラムが非常に充実している点です。論語の中に「いかに徳を高めても才がその人の徳を上回っていてはその人は小人である」という一文があるのですが、まさに徳を高めるためにどうすればよいかを考える科目が多いのは他の大学院にはないSBI大学院大学だけの特徴と考えています。

もう一つSBI大学院大学の特徴を挙げるとすると、より実践的な科目が多いことがあります。

その中の一つ「事業計画演習」は修士論文の代わりとして2年次に1年かけて自分が実際に事業として運営しているものや、これから興したい事業を事業計画書に落とし込むものなのですが、私も実際に、ここで新しく考えた事業を自社での新事業として活用することを決め、現在実行に移している最中です。

このように実際のビジネスに活用できる科目が多く、それだけでも大学院の費用分以上の価値があると考えます。

※守屋教授の授業は閉講しました。

PROFILE

上濱 直樹
上濱直樹 Uehama Noki
2013年9月MBAコース修了。
株式会社メジャメンツ 代表取締役。