修了生の声 林口 文彦さん/TIS株式会社

卒業して4年が経った今、学んだことが着実に活かされている

TIS株式会社 ビジネスクリエーション事業局
インキュベーションセンター長
林口 文彦さん

林口 文彦さん

ビジネスに関するアカデミックな勉強がしたいと思った

――卒業後は何をされていますか?
林口:現在は、IT企業のTIS株式会社に在籍しております。TIS株式会社はSI(システムインテグレーター)を生業としている会社ですが、そこでインキュベーションセンターという新しい組織のセンター長をやっています。

この組織は、今後大企業が生き残っていくためには、今までのやり方では通用しないという共通認識をもとに、大企業とベンチャー企業のイノベーションをどのようにして効率的に結び付けていくかという課題を解決するためのソリューションを提供することを目的としています。


――SBI大学院大学を選んだのはなぜですか?
林口:もともとはSBIグループに在籍しており、当時すでに20年ほど会社に勤めておりましたが、その中でビジネスに関するアカデミックな勉強がしたいという気持ちがございました。学問として体系的にビジネスを学びなおすことで、会社でのビジネスに活かしていけるのではと考えておりました。

働きながら勉強をする方法は複数あるかと思いますが、大学院に入学するという選択をした理由は、ビジネスに関する学問を遍く体系的に学びながら、志を共にしつつもバックグラウンドの違う学友との交流が自信のモチベーションを高めてくれるのではと考えていたからです。ちょうどタイミングよくSBIグループで社内公募があったことも入学のきっかけとなりました。


いろんなところで学んだ影響が少しずつ出てきている

――入学して変わったことはありますか?
林口:実は僕の場合、すぐに何かが変わったという印象はなかったです。しかし卒業して4年が経った今、学んだことがじわじわと着実に今に活かされているという実感を強く感じています。ビジネスの実践の中で、少しずついろいろなところで学んだことの影響が出てきているのではないかと感じています。

このことについては入学する時にもともと想定していたことであって、SBI大学院大学での2年間の学びは、それまでの20年間の経験の延長の中でじわじわと役に立つものだと考えていました。ですので、もしかしたら他の在校生や修了生のみなさんとはすこし違うのかもしれません(笑)。

というのもSBI大学院大学は自身の事業計画を学びの成果として構築、発表する演習があるカリキュラムが特徴的で、ベンチャー企業の経営者や起業を志す人にとっては即効性のある学びとなる面が多かれ少なかれあると思います。僕の場合はもともと起業や独立を目的としているわけではなかったので、違うといったのはそういう意味もございます。ただ先ほども言いましたが、そのような学友と共に学べる環境は、自分のとって刺激を与えてくれる環境でした。


PROFILE

林口文彦
林口文彦 Hayashiguchi Fumihiko
2011年9月MBAコース修了。
TIS株式会社 ビジネスクリエーション事業局 インキュベーションセンター長。