教員詳細

守屋洋
【 現職 】
中国文学者
【 略歴 】
中国古典に精通する第一人者として、著述・講演に活躍。“象牙の塔”の学問でなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を、平易な語り口でわかりやすく説く。日本文藝家協会会員。日本ペンクラブ会員。
【 著書 】
『中国古典一日一言』、『中国皇帝列伝』、『完本 中国古典の人間学』、『全訳・武経七書』、『中国古典の名言名句三百選』、『「孫子の兵法」がわかる本』、『兵法三十六計』、『論語の人間学』、『韓非子』、『決定版・菜根譚』、『リーダーの心得帖』、『帝王学講義』、『諸葛孔明の兵法』、『貞観政要』、『呻吟語』、『リーダーのための中国古典』、『黄昏三国志』、『中国古典の名言録』など多数。

中国古典に見る指導者の条件

開講期間:春期前期
カテゴリ:組織・人的資源
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科目区分科目名レベル単位数必修選択必修対面
組織・人的資源中国古典に見る指導者の条件コア1

授業の概要

数ある中国古典の中から、最も基本的な「論語」と「韓非子」を中心に幅広くリーダー論を論じている中国古典の原典の講読と解説を通して、リーダー論についての考察を深める。一つはヒューマニズム(人道主義)の上に立って「徳治」を主張した「論語」、それに対して性悪説の上に立って「法」と「術」による統治を唱えた「韓非子」のこの二冊の対象的な古典を代表的なリーダー論の両極端の例として、古典を通して現代におけるリーダーの条件について、様々な角度から探求を進める。

学習目標と計画

【学習目標】
「論語」が求めるヒューマニズム(人道主義)の上に立った「徳治」とは何かについて講読と解説からその時代的背景と共に孔子の考えていた思想を学び取る。それに対極する「韓非子」の考える性悪説の時代的背景への理解と共に、その基準としている「法」と「術」による統治の考え方と思想を学び取る。またこれに類する中国古典を通して現代におけるリーダーの条件について理解を深め、リーダーとしての正しい判断力を養う。

【授業計画】
1. 今なぜ中国古典か-『修己治人』の学
2. 孔子のめざしたもの-『事上磨錬』の教え
3. 信頼される指導者の条件とは-『徳』の教え
4. 「韓非子」と性悪説
5. 法と術による統治
6. 危機管理について
7. 指導者の条件とは

成績評価方法

各章のレポート(70%) + 総合レポート(30%)

教科書・参考文献

参考書:
『ビジネスに効く教養としての中国古典』(プレジデント社)守屋洋著
「帝王学」講義(プレジデント社)守屋洋著

履修登録時の注意事項・備考

・課外授業として対面授業を実施予定です。

幹部人材育成論(「貞観政要」)

開講期間:秋期後期
カテゴリ:組織・人的資源
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科目区分科目名レベル単位数必修選択必修
組織・人的資源幹部人材育成論(「貞観政要」)発展1

授業の概要

「貞観政要」は唐王朝300年の基礎を固めた唐太宗の李世民と重臣魏徴、房玄齢たちの苦心の経営を伝える政治のあり方について語りあった内容をまとめたもので、古来、帝王学の指南書とされてきたものである。その古典的表現及び内容を解析して、人間に不変な倫理観、価値基準を対象とし、現代企業の経営者が持つべき指導者のあり方、倫理観について理論面、行動面から論じる。

学習目標と計画

【学習目標】
国のトップに立つ者が学ぶべき内容から経営者として持つべきリーダーシップ力を習得するに必要となる考え方について、授業を通して学習する。この授業を習得した後に、さらに深く貞観政要について読解を進め、企業の幹部・経営者だけでなく、多くの人の上に立つリーダーとしてあるべき人物としての琢磨を推進する基礎力を習得する。

【授業計画】
1. 創業か守成か
2. わが身を正す
3. 緊張感を持続させる
4. 諫言に耳を傾ける
5. 自己コントロール
6. 謙虚にそして慎重に
7. 初心忘るべからず

成績評価方法

各章のレポート(70%) + 総合レポート(30%)

教科書・参考文献

参考書:
『貞観政要のリーダー学』守屋洋著(プレジデント社)
『貞観政要』呉兢著、守屋洋翻訳 (ちくま学芸文庫)

履修登録時の注意事項・備考

「中国古典に見る指導者の条件」(守屋洋)を事前に履修していることが望ましい。

リーダーシップ特論Ⅰ(「書経」)

開講期間:秋期前期
カテゴリ:組織・人的資源
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科目区分科目名レベル単位数必修選択必修
組織・人的資源リーダーシップ特論I(「書経」)応用1

授業の概要

「書経」は堯・舜・禹などの古代の聖天子と名補佐役達が目指した政治の理想をまとめた書であり、儒教の唱えた政治学の原典にあたるものである。この原典の講読と解説によって書かれたその背景などの理解を含め、先人の苦労を通して組織を統率する者はどうあるべきか、時代を越えて現代にも当てはまる指導者の心得の条件について探求を行う。

学習目標と計画

【学習目標】
企業を代表として組織の長となる者が、組織を統率するに必要な技術力や能力について「書経」に書きまとめられた歴史的事実を基にして考察を加え、参加する学生の持つリーダーとしての資質の養生を行う事を目的とする。特に、リーダーだけでなく、補佐役や後継者がどうあるべきかといった観点など、組織を統率する様々な関係者の立場から考察を加える事で、組織を支える様々な担当者の心得についても習得する。

【授業計画】
1. 堯と舜-理想の天子
2. 禹-治水の功労者
3. 殷の湯王ー日日に新たに
4. 伊尹と太甲
5. 傅説と高宗
6. 周の文王と武王
7. 周公旦と成王

成績評価方法

各章のレポート(70%) + 総合レポート(30%)

教科書・参考文献

参考書:
「リーダーのための中国古典」(日経ビジネス人文庫) 守屋洋著

履修登録時の注意事項・備考

「中国古典に見る指導者の条件」(守屋洋)を事前に履修していることが望ましい。

リーダーシップ特論Ⅱ(「韓非子」)

開講期間:春期後期
カテゴリ:組織・人的資源
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科目区分科目名レベル単位数必修選択必修
組織・人的資源リーダーシップ特論II(「韓非子」)応用1

授業の概要

中国戦国時代の法家である韓非の著書である『韓非子』(かんぴし)は春秋・戦国時代の思想・社会の集大成と分析とも言える書物であり、人間不信の哲学のうえに立って、権力のあり方を追求している点が特徴である。後世にも深い影響を与えたと言われているその思想を通じて、『韓非子』独特の性悪説に立った組織管理のコツなどリーダー論を探求する。

学習目標と計画

【学習目標】
これまで日本社会が『論語』の説く「性善説」の側に立って運営されてきたため、『韓非子』が唱える「性悪説」は馴染みが薄く、その厳しさは我々には衝撃的でもある。しかし社会が激変している現代では韓非子流もまた必要となる。本講では、韓非子の背景に流れる思想を理解し、韓非子流の所謂人間不信の上に立ったリーダーのあり方について習得する。

【授業計画】
1. 韓非子の思想
2. 理想のリーダー像
3. 組織管理のコツ
4. トップの自滅する原因
5. 実権者に仕える心得
6. 現実を生きる人間像
7. 韓非子の名言

成績評価方法

各章のレポート(70%)+総合レポート(30%)

教科書・参考文献

教科書:
韓非子-強者の人間学(PHP研究所)守屋洋著 ※Kindle版ございます。

参考書:
世界最高の人生哲学 老子(SBクリエイティブ)守屋洋著 ※Kindle版ございます。

履修登録時の注意事項・備考

「中国古典に見る指導者の条件」(守屋洋)を事前に履修していることが望ましい。

リーダーシップ特論Ⅲ(「三国志」)

開講期間:秋期前期
カテゴリ:組織・人的資源
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科目区分科目名レベル単位数必修選択必修
組織・人的資源リーダーシップ特論III(「三国志」)応用1

授業の概要

正史『三国志』にもとづき、主な登場人物-魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権、蜀の諸葛亮、魏の司馬懿らを取り上げ、彼らがこの激動の時代を、どう生き抜いたのか、また、リーダーとしてどんな長所を持っていたのか、そのあたりを中心に紹介する。

学習目標と計画

【学習目標】
激動の時代を生きた『三国志』のリーダーから、現代を生きる知略と勇気を学ぶ。

【授業計画】
1. 非常の人、 曹操(I)
2. 非常の人、曹操(II)
3. 蜀の劉備
4. 呉の孫権
5. 戦略家、諸葛亮(I)
6. 名宰相、蜀の諸葛亮(II)
7. 権謀家、魏の司馬懿

成績評価方法

各章のレポート(70%)+総合レポート(30%)

教科書・参考文献

参考書:
諸葛孔明の兵法 (現代人の古典シリーズ 22)(徳間書店) 守屋洋著
「黄昏三国志―孔明以後の英雄たち― 」(中経出版) 守屋洋著

履修登録時の注意事項・備考

「中国古典に見る指導者の条件」(守屋洋)を事前に履修していることが望ましい。

関連リンク